聖地MSGで世界戦勝利 NYから帰国した新王者・尾川堅一の初防衛戦は来年3月日本か…英国オファーも届く
2021年11月29日 20時15分
米ニューヨークのマディソンスクエアガーデン(MSG)Huluシアターで27日に開催されたボクシングIBFスーパーフェザー級王座決定戦を判定3―0で制し新王者となった尾川堅一(33)=帝拳=が29日、成田空港に凱旋(がいせん)した。フルラウンドの激戦で目尻には腫れもあったが、マスクの下で晴れやかな表情だった。
「達成感がありますね。祝福のメッセージも、ラインが300件ぐらいあって」と尾川。実はIBFの手違いで新品のベルトはまだ用意されおらず手ぶらでの帰国。「ベルトがないと物足りないですね。ベルトを巻いてゲートを出るつもりだったのに」と嘆いた。
だが、3度ダウンを奪って「聖地」MSGで初めて世界戦に勝利した日本人になった事実は動かない。尾川は「あんな余裕を持って判定を待てたのは久々。(MSGでの勝利は)後輩たちにつなげる意味でも良かったし、自分自身もっと上でメインアリーナに立ちたい思いもあります」と振り返った。
帝拳ジム本田明彦会長によると、来年3月末に日本で初防衛戦を行いたいという。その次は早くも英国で試合を、というオファーがある。MSGで王座を奪った新王者は一気に世界的スターになっていく。
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