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川勝知事、集会の発言で・・・

2021年12月1日 05時00分 (12月1日 18時43分更新)

川勝平太知事

 六月の知事選の期間中、川勝平太知事が富士市で開かれた集会で、女子学生を念頭に「顔のきれいな子はあまり賢いことを言わないと、きれいになる」などと発言していたことが分かった。女性蔑視、差別とも取れる発言で、識者はジェンダー(性差)意識の低さを指摘。川勝知事は取材に、「傷つかれた人がいたとすれば、申し訳ない」と話した。
 川勝知事を巡っては、十月の参院静岡選挙区補欠選挙の応援で、前御殿場市長の自民党候補を念頭に「あちらはコシヒカリしかない」などと発言したことが問題化。二十四日の県議会臨時会で、辞職勧告決議案が賛成多数で可決されている。
 関係者への取材や本紙が入手した音声データによると、知事選での発言は告示後の六月六日、陣営が市民ら約五十人を集めて富士市で開いた集会であった。川勝知事はかつて静岡文化芸術大の学長をしていた際、中日本高速道路の新東名高速道路の建設現場を女子学生らと視察したエピソードを紹介する中で、同大の女子学生の容姿に言及。「みんなきれいです。めちゃくちゃ顔のきれいな子はあまり賢いことを言わないと、きれいになる。きれいに見られないでしょう」などと話した。
 さらに、現場監督と学生が質疑応答した場面を振り返り、「工事現場の監督は、かわいい女の子が気に入ったんでしょう。工事現場にうら若き女の子が来たなんて、おそらく道路建設史上初めてじゃないですか」などとも発言。御殿場ジャンクション(JCT)から三ケ日JCT間の開通が前倒しとなった理由を女子学生の来訪と結びつけ、「翌日から仕事がはかどり、平成二十四年四月十四日に一年半前倒しでできたんですよ。そういう相乗効果」と紹介した。
 集会に参加した男性は「知事の本質が垣間見えた発言で、不快だった」と話した。
 川勝知事は本紙の取材に「学歴、性など一切の差別を認めないのがぼくの基本的なモットー。生きとし生けるもの、人間を含めて絶対平等という思想を持っている」とした上で、「選挙期間中に、それにもとる発言があったとすれば、撤回しなければいけない。そこで、傷ついた人がいれば、申し訳ないと謝罪する」と述べた。

◆川勝知事の発言内容

 私が学長になった時です。この現場を学生に見せようと思った。静岡文化芸術大学です。八割くらい女の子。十一倍の倍率を通ってくる。みんなきれいです。めちゃくちゃ顔のきれいな子はあまり賢いことを言わないとですね、なんとなく、もうきれいになる。きれいに見られないでしょう。ところが全部きれいに見える。
 (中略)
 そうすると、工事現場の監督は、変なおっさんでなく、かわいい女の子が気に入ったんでしょう。工事現場にうら若き女の子が来たなんて、おそらく道路建設史上初めてじゃないですか。ね、それで一緒に写真撮ることになって。それで「また来ます」なんて言ったら「また来てください」って、翌日から仕事がはかどり(会場で笑い)。それでですね、平成二十四年四月十四日に一年半前倒しでできたんですよ。なぜか、そういう相乗効果。

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