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16年ぶりSG制覇の辻栄蔵 年末頂上決戦へ「勢いは僕が一番」【多摩川ボート・SGチャレンジカップ】

2021年11月28日 21時20分

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チャレンジカップを制しカップを手に喜ぶ辻栄蔵

チャレンジカップを制しカップを手に喜ぶ辻栄蔵

◇28日 東京・多摩川ボート SG「第24回チャレンジカップ」最終日12R優勝戦
 1号艇で1コースに入った辻栄蔵(46)=広島=が1周1マークで差されたものの、同2マーク逆転を決め、2005年のグランプリ以来となるSG通算3度目の優勝を果たした。賞金3300万円を獲得して同ランクはレース前の29位から8位に浮上し、逆転で12月14日からのSG「第36回グランプリ」(大阪・住之江ボート)出場を決めた。
     ◇
 円熟味を増したテクニシャンが多摩川で復活だ。予選1位からの王道Vは2マークでの大逆転劇。辻が16年ぶりのSG制覇で、同時にグランプリ出場も決めた。
 薄氷を踏む勝利だった。コンマ10のスタートを切ったが1マークでターンが流れる。その懐に飛び込んできたのは瓜生。「あ~っ、差された」と辻は失敗を嘆いたが、バックで最内をスルスルと伸びてきた桐生を確認。「いい展開になると思った」と2マークで勝機を見いだすと、その予想は見事的中する。桐生を抱きながら回った瓜生がやや外に膨らむと、ブイ際はがら空き状態に。そこを目掛けて鋭くボートを向けると先頭へ。その後はしっかりと周回を重ね、ゴール前では右手人さし指を立てファンに優勝をアピールした。
 3度目のSG戴冠。「タイトルは取れるなら取りたいと思って走っているけど、チャレンジカップはなかなか勝てるメンバーじゃない。今回はたまたま僕が優勝できた。これからも選手を続ける中で失敗はできないし、身が引き締まる思いです」と久々のビッグ優勝に、喜びをかみしめた。
 10月のダービー優勝戦進出で今節の出場権を獲得し、あれよあれよと5年ぶりの年末、頂上決戦の出場権を手にした。「勢いは僕が一番。10月、11月、そして12月と行っちゃいましょう」と高らかにV宣言した辻。46歳になっても、若手時代から突出していたターン技術はまだまだ健在。来月の住之江決戦が、ますます楽しみになってきた。
 ▼辻 栄蔵(つじ・えいぞう) 1975年3月23日生まれの46歳。169センチ、54キロ。血液型はO。広島県安芸郡出身。広島市立工業高等学校卒業。選手養成74期生、広島支部所属。同期には守田俊介、勝野竜司、石渡鉄兵、鳥飼真、伊藤誠二、立間充宏らがいる。1994年5月・宮島でデビュー(6着)。96年5月・宮島で初優勝。SGは2000年・オーシャンC(宮島)で初出場。03年・オーシャンC(蒲郡)で初優勝。ほか、05年・グランプリ(住之江)、21年・チャレンジC(多摩川)でSG3冠。G1・9Vを含む通算優勝は80回。

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