東海大『得失点差』で4年連続優勝 第1試合での日大大勝、プレッシャーにならず【関東大学ラグビー】
2021年11月28日 20時30分
◇28日 関東大学ラグビー・リーグ戦 東海大71―19流通経大(秩父宮ラグビー場)
関東大学ラグビーリーグ戦グループは28日、東京・秩父宮ラグビー場などで最終節の4試合を行い、前節まで首位に並んでいた東海大と日大はそれぞれ大勝。両校が6勝1分けの勝ち点32で並び、総得失点差(東海大+316、日大+225)で東海大が4年連続11度目の優勝を決めた。2位の日大、3位の大東大までの上位3校が全国大学選手権に出場する。
◇ ◇
勝ち点で並んでいた日大が先に71―12の圧勝。ボーナスポイント(BP)を含む満額の勝ち点5を上乗せした。これで、第2試合に臨む東海大にはプレッシャーがかかるか? と思われたが…。ジョーンズリチャード剛主将(4年・伏見工)は否定した。
勝ち点で並んでいた日大が先に71―12の圧勝。ボーナスポイント(BP)を含む満額の勝ち点5を上乗せした。これで、第2試合に臨む東海大にはプレッシャーがかかるか? と思われたが…。ジョーンズリチャード剛主将(4年・伏見工)は否定した。
「日大が勝ったとは聞きましたが、点差とかは聞かなかった。難しいことを考えずに自分たちのプレーを出せれば、勝ち点5で勝てるという確信があったので」
明鏡止水の心境。とはいえ全員が同じだったわけでもなさそうだ。
「僕はロッカールームでオンデマンド放送を見てました」と苦笑したのはWTB林隆広副将(4年・石見智翠館)。もっとも「試合が始まったら自分たちのプレーに集中しました」と、動揺した様子はない。実際、東海大はFWがスクラム、モールに完勝し、開始17分でBP獲得の3トライ差はクリア。以後もトライを決め続け、計11トライを奪う危なげない優勝劇だった。
「先週の日大戦で初めて厳しい試合を経験させてもらい、自分たちの甘さ、緩さを自覚できた。本当に感謝しています。この経験を大学選手権に生かす」と木村季由監督。リーグ戦優勝11回は関東学院大の10回を抜き、法大(13回)に次ぐ単独2位に浮上したが、大学日本一は未経験。抱負を聞かれたジョーンズ主将は「リーグ戦で出た課題を一つ一つつぶして、大学日本一を取りたいと思っております」と丁寧な口調で言い切った。
◆順位決定方法 関東大学ラグビーの対抗戦とリーグ戦は、スーパーラグビーやトップリーグと同様の勝ち点制を昨季から導入。「勝ち4、引き分け2、負け0」のほか、相手に「3トライ差をつけた場合」と「7点差以内の負け」にボーナスポイント(BP)1が与えられる。勝ち点が並んだ場合は
(1)勝ち数
(2)当該対戦の勝ち点
(3)当該対戦の得点
(4)全試合の総得失点差の順
で決定。今回は当該対決も引き分けだったため、総得失点差が適用された。
(1)勝ち数
(2)当該対戦の勝ち点
(3)当該対戦の得点
(4)全試合の総得失点差の順
で決定。今回は当該対決も引き分けだったため、総得失点差が適用された。
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