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「でかい体で受け止めてやっていく」照ノ富士が初の全勝優勝で今年最後を締めくくる【九州場所】

2021年11月28日 19時22分

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八角理事長(左)から賜杯を受け取る照ノ富士

八角理事長(左)から賜杯を受け取る照ノ富士

◇28日 大相撲九州場所千秋楽(福岡国際センター)
 大関の強烈な押しをまともに受けた。やや押し込まれたが、横綱照ノ富士(29)=伊勢ケ浜=は決して慌てない。しっかりと膝を曲げ、腰を落とす。14日目に阿炎を破って優勝を決めた一番のように、「受けて勝つ」形に変わりなかった。
 「でかい体で受け止めてやっていく。そういう感覚でやっています」。大きく柔らかい体でしっかり当たり、前へ出る。一度は距離が離れ、再びのど輪で押してきた貴景勝だったが、力の差を見せつけるように余裕を持って残し、最後は土俵外へと押し出した。
 2場所連続6度目の優勝はすでに決めていたが、今年最後の一番で自身初の全勝優勝を成し遂げ1年を締めくくった。いつも眼光鋭い横綱も、「今までできなかったことをできてうれしく思います。ちょっとずつ理想の相撲に近づいてきているのかなと思います」と表情を緩めた。
 結果だけでなく、しっかり受け止めて勝つ姿は、これぞ横綱相撲といえる。ただ、当の本人は「自分的にはこれが横綱相撲とか分からない。昔から(攻めを)受け止めて、それで自分の形を作って相撲を取るというのをやってきた。それが徐々にできるようになってきた」とさらりとしたもの。若かりし頃から追い求めていたものが、世間一般に横綱相撲と思われるものだった。
 今場所は全6場所皆勤で4度の優勝。大関、横綱と駆け上がった。29日には30歳の誕生日を迎える。年齢的にはこれから円熟期に入る。「来年は2桁優勝を目指して頑張りたい」。今年同様に4度優勝すれば、2桁優勝へ届く。今の強さなら決して難しいことでもないだろう。

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