FC東京 全治6カ月の大けがを乗り越えて紺野がうれしいJ1初ゴール【サッカー】
2021年11月27日 17時50分
◇27日 J1第37節 広島1―2FC東京(エディオンスタジアム広島)
今季悔しい思いをしてきた、紺野の一振りが試合を決めた。
FC東京に歓喜の瞬間が訪れたのは1―1で迎えた後半41分だった。自陣の右サイド深くでボールを奪うと、MF高萩が左サイドに大きく展開。それをFW永井が持ち運び、MF渡辺凌がペナルティーエリア右で待ち構えるFW紺野へと届けた。ボールを足元に収めた背番号38は「トラップした時にはゴールしか見ていなかった。なんとしても点が取りたかったので、迷わず打てたことがゴールにつながった」と左足を一閃(いっせん)。弧を描いた美しい軌道のシュートは、そのままゴール左上へと突き刺さった。それを見届けると、紺野は左拳を突き上げて腹の底から叫んだ。
「打った瞬間に入ったなという感覚はあった。ボールが見えなくなったけど、見逃した後にゴールに入っていたので、すごくうれしかった」
今季は3月3日のルヴァン杯1次リーグ徳島戦で左前十字靱帯(じんたい)を損傷。全治6カ月の大けがを乗り越え、うれしいJ1初ゴールを挙げた。
「今年は大けがをして復帰後も思うように試合に絡めなかった。それでも腐らずに練習を毎日しっかりやってきた。自分が出たら勝たせるという気持ちでやってきた。それが結果につながってよかった」
これが森下体制初勝利を呼び込む値千金の決勝弾となった。小柄なレフティーが決めた、大きな大きな一撃だった。
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