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保守王国

2021年11月27日 05時00分 (11月27日 10時04分更新)
 「保守王国」ならではの光景のように感じた。十月の衆院選。事実上の与野党前職の一騎打ちだった石川3区は、能登地方の大半の首長が自民党候補を支持し、応援演説に奔走した。ただ一人、「中立」を表明した七尾市長が浮くほどだった。「これが普通なのだろう」。そう言い聞かせて取材したが、正直言って違和感もあった。
 当初から激戦との見方。言い換えれば同程度の票が二人に入る。だから、公のために尽くすべき各首長の振る舞いが気になった。一日中、特定候補の応援に張り付くような人もいて、公務に支障がないのだろうかと疑問を感じた。
 有権者からは「地元の代議士が二人いるのは幸せなこと。どちらもお世話になるから」といった声も聞いた。片方に肩入れしないスタンスは、むしろ自然だとも思ったが、少数派として逆に目立ったのが不思議だった。(稲垣達成)

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