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志摩市が温水プール閉館を決定 劣化進み「安全確保難しい」

2021年11月26日 05時01分 (11月26日 15時05分更新)
閉館が決まった「サンライフあご」の温水プール=志摩市阿児町で

閉館が決まった「サンライフあご」の温水プール=志摩市阿児町で

  • 閉館が決まった「サンライフあご」の温水プール=志摩市阿児町で
  • 「サンライフあご」の屋外通路に出された通行禁止の表示。右側に温水プールがある=志摩市阿児町で
志摩市は二十五日、市阿児健康福祉センター「サンライフあご」(阿児町)内の温水プールを閉館することを発表した。市内に通年で利用できる公共プールはなくなることになる。
 市は今年八月、サンライフあご全体で二〇二二〜二三年度に予定されている大規模改修の具体案を市議会に示し、プールの解体方針を伝達したが、反対意見が挙がったため、改修なども含めて再検討していた。建物の柱や梁(はり)を詳細に調査した結果、さびによる劣化で利用者の安全が確保できないことが分かったという。
 プールは二十五メートルで五レーンあり、二〇年度の年間利用者数は約三万四千人。定期利用の会員は八百五十人ほど。今月七日を最後に閉鎖している。市は二十五日、会員向けに閉館を伝える通知を郵送し、十二月上旬には説明会も開く予定。市内の公共プールはほかに三カ所あるが、いずれも通年利用はできない。
 病気のリハビリのために通っていた利用者もおり、今月十七日には、存続を求める市民団体が八千七十筆の署名を橋爪政吉市長に提出した。
 市が建物の劣化を確認したのは三年前。目視による観察を続けてきたが、表面から見えない部分も含めた詳細な調査を今月八日から実施した結果、安全でないことが判明したという。
 橋爪市長は「公共施設の管理方法を議論する中で、(プールを新築する可能性なども含めて)今後のあり方や方向性を考えていく」と強調した。(阿部竹虎)

利用者ら憤りあらわに

 志摩市阿児健康福祉センター「サンライフあご」(阿児町)の温水プールの閉館決定を橋爪政吉市長が表明した二十五日、プールの存続を求めてきた利用者や市民からは戸惑いや怒りの声が上がった。...

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