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<さじき席> 照富士、気迫の一番

2021年11月26日 05時00分 (11月26日 05時01分更新)
照ノ富士(左)が掛け投げで明生を下す

照ノ富士(左)が掛け投げで明生を下す

 照ノ富士と明生が12日目で対戦するのは3場所連続。先場所は優勝争いで単独首位を走っていた新横綱の照ノ富士が敗れ、独走ムードが消え去った。最高位に君臨する力士として、続けて同じ過ちは許されない。そんな気迫からか、今場所も熱のこもった一番となった。
 立ち合いで突かれて左差しを許した。右差しを許した先場所と同じような展開。ただ、慌てたように小手に振って体勢を崩した前回とは異なり、左下手をがっちりとつかみ、相手の体が浮くほど力強く引きつけた。しっかりと胸さえ合わせれば優位なのは明らか。外掛けを狙った相手の右脚を跳ね上げて、掛け投げで土俵の下まで転がした。「余裕を持って、やっていこうと思った」。取組後は普段通り落ち着いた口調だった。
 膝への負担が大きな投げ技を戒めている最近の照ノ富士としては、やや強引とも言える勝ち方。八角理事長(元横綱北勝海)は「ああいう投げは膝に危ないわな。(明生が)そこまで無理にやらせた」と26歳の関脇の健闘をたたえる。照ノ富士にとっても、年齢こそ異なるが同期入門という縁のある相手。「入ってきてずっと一緒に稽古して、部屋の合宿にも来て仲良くやっていた。だからちゃんと受けて...

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