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京都市、28年度にも財政破綻危機

2021年11月25日 05時00分 (11月25日 05時00分更新)
関係者らに公開された京都市営地下鉄東西線=1997年、京都市内で

関係者らに公開された京都市営地下鉄東西線=1997年、京都市内で

  • 関係者らに公開された京都市営地下鉄東西線=1997年、京都市内で
  • 地下鉄東西線の駅に近い京都市役所=京都市中京区で
  • 地方創生を担う事務局の看板を掛ける安倍首相(中)(当時)ら=2014年9月、東京・永田町で
 「千年の都」で異変が生じている。京都市の財政が悪化し、数年後に破綻する恐れがあるのだという。国内屈指の観光地で、多くの学生が集う古都。一体なにが起きているのか。コロナ禍は確かに打撃を与えたが、問題はそれだけではなかった。全国を見渡すと、危うい状況に置かれる自治体は少なからずある。窮地を脱する切り札はあるのだろうか。 (木原育子、中沢佳子)
 「まさに非常事態。厳しい状態が続いています」。京都市財政課の小笠原晋(すすむ)課長の口調は重かった。
 二〇二八年度にも財政破綻し、財政再生団体に−。そんな衝撃の答申がされたのは今年三月、市の行財政審議会からだった。
 企業で言えば経営破綻に相当する。財政再生団体に陥ると、予算編成でも国の同意を得なければ、新たな予算計上も、独自の新規事業もできない。自治体でありながら「自治」が許されない状態に転落する。過去にそうなったのは、北海道夕張市だけだ。
 「コロナ禍で街の風景は一変しました。外国人観光客はほぼゼロ。戻るにはまだ時間がかかりますね」。市観光協会の嵯峨亜希子担当部長が嘆く。今年九月時点で、市内主要ホテルの客室稼働率は27%。外国人延べ宿泊数はコロナ禍...

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