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県立富士特別支援学校が決勝大会へ 全国学校給食甲子園

2021年11月25日 05時00分 (11月25日 09時52分更新)
オーガニック給食の献立=県立富士特別支援学校提供

オーガニック給食の献立=県立富士特別支援学校提供

  • オーガニック給食の献立=県立富士特別支援学校提供
  • 「責任も大きいが自由に献立を考えさせてもらっている」とやりがいを語る滝浪永梨さん=富士市で
 地域の食材を使った給食献立を競う「第十六回全国学校給食甲子園」(認定NPO法人21世紀構想研究会主催)の十二月四日の決勝大会に、県立富士特別支援学校(富士市)が出場する。「オール静岡」の食材の妙を生かした献立で挑む。 (藤浪繁雄)
 決勝大会に進むのは全国千三百五十五校から四次審査を通過した十二校で、県内からは一校のみ。
 富士宮市で育ったニジマスにお茶入りの衣の天ぷら、サクラエビに地場の小松菜とタケノコを使ったおひたし、駿河湾産のシラスと県産かつお節を乗せたご飯…。見た目も鮮やかな献立を考えたのは管理栄養士の滝浪永梨(えり)さん(27)。静岡市給食センターや病院の給食現場の勤務を経て、二〇一九年度に同校の学校栄養職員に採用された。小学部から高等部まで約四百人分の献立づくりに励んでいる。
 同校では昨年度から毎月一回、「オーガニック給食の日」と称し、地域の生産者らの協力を得て有機野菜をふんだんに使った給食を実施。「全国ベスト12」入りのメニューもその一環で実際に提供した。
 「生産者の皆さんのご厚意があってこそ成り立っている」と滝浪さん。一食当たり小学部が一人三百円、中高と職員は三百二十円の予算で、栄養バランスや彩りに加え、地域産物を学ぶ「食育」にもつながるように思案を重ねている。
 最近の悩みは食材の高騰。「油や小麦粉などの値上がりが続いている」と明かす。それでも児童や生徒の「おいしかった」の言葉に無上のやりがいを見いだす日々だ。
 給食甲子園に初参加した昨年度は四次審査の壁に阻まれた。地場産物の使用割合が約五割だったが、今回は約七割に上げて前年超えを果たした。最終審査に向け「給食は生きた教材。県には富士山や海の恵みを受けた日本一の食材があることを多くの人に知っていただけたら」と語った。

 <全国学校給食甲子園> 給食に携わる栄養教諭や学校栄養職員、調理員らが地場産物を活用するなど工夫を凝らして栄養豊かな給食を競う全国大会。第1回は2006年。毎年12月に決勝大会が開かれている。


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