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戦時下の絵画 世相色濃く 金沢・馬場小 80年以上前の作品発見、公開 

2021年11月25日 05時00分 (11月25日 12時19分更新)
80年以上前の児童が描いた作品が並ぶ会場=金沢市馬場小で

80年以上前の児童が描いた作品が並ぶ会場=金沢市馬場小で

  • 80年以上前の児童が描いた作品が並ぶ会場=金沢市馬場小で
  • 戦時中に児童が描いた作品=金沢市馬場小で
 金沢市馬場小学校が、80年以上前の卒業生が制作した絵画や習字などの作品を児童のほか地域住民にも公開した。中には戦時下に制作されたものもあり、時代背景を読み取れる作品が並んだ。(西浦梓司)

「歴史、懐かしさ 感じてもらえた」

 児童の作品を保管しておく「記念室」を教員が整理しているときに見つけた。創立百五十周年を迎えた昨年に展示する予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大で延期となっていた。
 会場には、昭和の卒業生の作品を中心に二百点以上を展示し、全校児童約八十人の絵や図工作品も並べた。
 目を引いたのは、戦時中の一九四一(昭和十六)年度の卒業生の絵画作品。戦車などの絵を背景に書かれた「活(い)かせ廃品」や「貯蓄は銃後の力」などのメッセージは、世相を色濃く反映していた。
 一方、戦後の四八(昭和二十三)年度以降の習字作品には、「国際恒久平和」や「平和の光」など平和や未来への希望をしたためた作品が目立った。
 国分孝二校長は「地域の人には、懐かしさを感じてもらえたと思う。子どもたちには百五十一年の歴史を感じてもらうきっかけとなった」と話した。

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