本文へ移動

滑らないお守り 祈り込め 氷見・火神社 きょうから頒布

2021年11月25日 05時00分 (11月25日 12時05分更新)
滑らないお守り頒布を前に行われた神事=氷見市胡桃で

滑らないお守り頒布を前に行われた神事=氷見市胡桃で

「高齢化で手作りは今年で最後」

 地滑りの被害に遭わなかった氷見市胡桃(くるみ)の火神社で二十四日、受験に“滑らない”お守りの御霊遷(みたまうつ)しの儀が営まれた。二十五日から頒布する。(小畑一成)
 胡桃地区は石川県境の山間地にあり、地滑りが繰り返し発生したが神社は無事。一九六四(昭和三十九)年の大地滑りでも、土砂は神社を避けるように流れたという。これにあやかり、合格祈願や災害よけに御利益があるとして住民らが二〇〇七年から境内のスギを使ってお守りを作ってきた。
 お守りは胡桃火神社活性化委員会の人たちによる色とりどりの手作りと、刺しゅう袋に赤メノウ石を付けたものの二種類。神社でそれぞれ千円で無人頒布するほか、同市磯辺のJA氷見市八代支所でも扱う。昨年は十二月中に七割程度が求められた。絵馬や合格祈願米も用意した。
 胡桃地区の住民は三軒だけになったが出身者の絆は強く、この日の神事にも六人が集まった。同委員会事務局の森昭市さん(73)は「高齢化のため手作りのお守りは今年で最後。験担ぎで、受験生たちのお役にたてれば」と話す。収益は神社の維持管理に充てる。

関連キーワード

おすすめ情報