藤井聡太竜王が負けた…永瀬拓矢王座の機敏なカウンターに押し切られ全勝フィニッシュならず【将棋】
2021年11月24日 20時03分
藤井聡太竜王(19)=王位・叡王・棋聖=は24日、東京都渋谷区の将棋会館で指された「第71期王将戦」挑戦者決定リーグ最終局で永瀬拓矢王座(29)に101手で敗れて5勝1敗となり、全勝フィニッシュはならなかった。
既に挑戦を決めている渡辺明王将(37)=名人・棋王=との七番勝負は、来年1月9、10日に静岡県掛川市で開幕する。史上初の「四冠VS三冠」対決で、藤井の「10代五冠」が懸かる歴史的シリーズとなる。
相掛かりとなった盤上は、藤井が後手番ながら先攻の構えを見せると、永瀬の機敏なカウンターがさく裂して大激戦に。永瀬に形勢が傾く中、そのまま押し切られた。永瀬はリーグ成績を4勝2敗とした。
この日は最終局3局が一斉対局で行われた。注目されたのは、前局までに残留を確定させている羽生、永瀬に続く最後の1枠に誰が入るか。敗れた方が陥落する豊島将之九段(31)―近藤誠也七段(25)戦を制した近藤が残留を決めた。
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