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<来月はコレだ!船蝶会釣りもの予報>12月のオススメを船長に聞く

2021年11月24日 05時00分

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ズラズラ〜っとキンメが連なるのが、この釣りの醍醐味(だいごみ)!=秀丸提供 

ズラズラ〜っとキンメが連なるのが、この釣りの醍醐味(だいごみ)!=秀丸提供 

  • ズラズラ〜っとキンメが連なるのが、この釣りの醍醐味(だいごみ)!=秀丸提供 
 毎月最終水曜日にお届けする「来月はコレだ。船蝶会釣りもの予報」。今回は12月に向けてです。2021年も、あと1カ月で終わり。ここへきて新型コロナの感染者数も減り、昨年よりは少し落ち着いた年末を迎えられそうです。とは言っても除菌やソーシャルディスタンスなど感染防止対策は継続していきましょう。12月はクリスマス、忘年会ほか、お正月の準備も控えています。釣魚でテーブルを飾れたら何よりですね。所属船宿、各エリアの船長にイチオシを尋ねたので、釣行の際の参考にどうぞ。

【静岡】
◆大瀬港(静岡・南伊豆町)「秀丸」

 静岡地区は大瀬港「秀丸」の山本正晃船長。深場を得意とする船宿だけあって12月のオシはキンメだ。キラリ金色に輝く大きな目に赤い魚体、脂が乗った深海の高級魚は正月の祝い膳を飾るにふさわしい。秀丸の出船予定表も12月はだんだんキンメの出番が増えてくる。
 「最近は近場の石廊崎沖の水深300〜480メートルを攻めています。それほど大型は出ないけど近いし、ビギナーの方でも狙いやすいしね。事前に相談してもらえば、LTでも大丈夫ですよ」
 今の海の状況はどうですか?
 「海水温が高くて、まだカツオが釣れている。潮も速いしね。これが来月はどう変わってくるか…」
 どんな食べ方でもおいしいキンメ。船長のオススメを教えてください。
 「やっぱり、しゃぶしゃぶ。サッと鍋にくぐらせて食べるのがいいね。小型なら、まるごと塩焼きもシンプルでウマい。尾頭付きで絵になるし、正月向けだね」
 他は王道の刺し身、煮物、カルパッチョ…何でもござれ。釣れ過ぎても困ることはないだろう。
 この時季はシケの日も多くなり、何と言っても天候、海況に左右される。少しでも好条件の日に釣行できれば幸いだ。できればいい潮が流れてくれれば言うことなしだが、こればかりはその日の運だ。海の女神を味方につけるしかない。

◆船長に従えばビギナーにも十分チャンスあり

▼お得なレンタルあります
 キンメは300〜800メートルの深海に生息していると言われる。南伊豆での仕掛けは図の通り。針数が多く、超大型リールを使用するとあって、深場釣りはハードルが高いと思っている人は多いが、釣り方を理解し、船長の教え通りにやれば初心者でも十分に楽しめる。
 それでも、いきなり未経験で道具をそろえてというのは現実的に無理。秀丸ではそんな人のために「深場釣りオールレンタル乗船セット」が用意されている。料金は3万円でキンメ釣りに必要な竿、リール、仕掛け、餌、氷…など全てがそろっていてクーラーボックスだけ持って行けばOK。乗船料だけで2万1000円なので、これはかなりお得だ。
 「最初はレンタルを利用して、慣れてから自分で道具をそろえるお客さんもいますよ」と船長。未経験の方、ぜひ挑戦してみては?
▼こちらもキンメに出船中
・洲崎港六平丸(仕立専門)
・須崎港稲荷丸
 出船日は船宿に確認を。

【茨城・千葉】
◆茨城地区 大洗港 「福重丸」

 茨城地区は大洗港「福重丸」の鈴木満基(みつつぐ)船長。いよいよ茨城全域でヒラメが解禁になります。
 「例年、シーズンの初めはソゲサイズ(1キロ未満)が多いね。でも数釣りが期待できる」
 釣り場の大洗沖はすぐ近くと分かりますが、大竹沖というのは?
 「30分ぐらいかな。フグなんかもよく狙うところだよ」
 夏ごろ銚子などで餌の生きイワシが手に入りづらいというような話も聞きましたが…。
 「とりあえずスタートする分は大丈夫だね」
 北関東道が利用できるので栃木や群馬の客が多いのも大洗の特徴。常磐ヒラメ豊漁に期待したい。

◆千葉・内房地区 布良港 「仁平丸」

 千葉・内房地区は布良港「仁平丸」の満田義明船長。好漁場の布良沖を前にターゲットが豊富だが、寒い時期のオススメは鍋ダネの王様オニカサゴだ。
 「釣り場まで30〜40分。潮が良ければいいね」
 平均サイズは1.2キロぐらいだが、時には2キロオーバーの良型も登場するという。「シーズン通じて2〜3匹出てくれれば」と楽しみにしている。
 オニカサゴ釣りのポイントはズバリ「小まめに誘うことかな」と船長。
 冬の太平洋は高い波を覚悟しなければならないが、常連さんたちは皆船酔いしない強者ぞろいだそう。首尾よくオニ退治でうまい鍋にありつこう。

【東京湾奥・三浦】
◆湾奥地区 深川 「冨士見」

 湾奥地区は深川「冨士見」の登藤晃弘船長。12月の釣り物として推すのはハゼ。“主戦場”は木更津沖と深川周り。例年は寒くなると深川周りがメインになるのだが、今年はいまだに木更津沖へ行くことが多い。なぜ? 
 「深川周りは近いし、ポイントも多いのでお客さまが喜ぶんです。でも、今年は木更津沖の方が釣れるんですよ」。木更津のハゼは体長があり、深川のは体がコロッとしているとのこと。
 「深川の方がうまいと言う人もいます」というが、素人にはその違いなど分かるはずもない。「自分で天ぷらだけでなく甘露煮をつくる船長もいますよ」。おおハゼの甘露煮とは実においしそう。正月用としてぜひ欲しいところだ。

◆三浦地区 松輪江奈港 「成銀丸」

 三浦地区は松輪江奈港「成銀丸」の山田正美船長。年末の釣り物として推すのは日本で魚の王様と言われるマダイ。めでタイ魚を釣り上げて、気分よく新年を迎えてもらおうというのだ。
 「湾内で成長したタイが水温が下がるとともに松輪の深いところへ移動する、いわゆる“落ちダイ”を狙う」。
 春先の乗っ込みダイは大型だが、落ちダイは数釣りが楽しめる。寒くなると、ほとんどの魚は一つの場所に固まる傾向があるからだ。
 「しかも寒いと体力を消耗するから食欲旺盛になる。大きくはないけど15匹ぐらいはいくよ」
 マダイの尾頭付きをドーンと置き、周りをおせちで彩れば「ザ・日本の正月」になるはずだ。

【湘南】
◆葉山鐙摺(あぶずり)港 「与兵衛丸」

 湘南地区は葉山鐙摺(あぶずり)港「与兵衛丸」の小峰徹船長。根魚五目がずっとイイですね!
 「今後も好況が続くよ! クロムツ、シロムツなどおいしい魚ばかり」
 水深200〜300メートルを狙いますが、コツは?
 「アタリがあったら、しっかりアワセること。なにせ深いところでのやり取りだから…。イメージするなら、針が魚に飲み込まれる前に、口にガツッと引っかける感じ」
 数を伸ばす方法は何かありますか?
 「仕掛けの投入は全員一斉だから、手返しが速い人が有利。これは慣れだよね」

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