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風味爽やか地元産オレンジ菓子 伊東商高が全国最優秀

2021年11月24日 05時00分 (11月24日 09時59分更新)
最優秀に輝き喜ぶ伊東商高フロンティア部の生徒ら=伊東市で

最優秀に輝き喜ぶ伊東商高フロンティア部の生徒ら=伊東市で

 全国の商業高校が地元企業と共同開発した商品の出来栄えを競うコンテスト「第八回商業高校フードグランプリ」(伊藤忠食品主催)で、伊東商業高校(伊東市)が最優秀の大賞に輝いた。考案した先輩から商品と思いを引き継いだ後輩たちが、日本一の快挙を成し遂げた。 (山中正義)
 出品したのは「伊豆ニューサマーオレンジラングドシャ」。地元特産品のニューサマーオレンジを皮ごとピューレにして使った薄いクッキーのようなお菓子で、さくさくした食感と爽やかな風味が特徴だ。
 コロナ禍で買い手が減り、高まった廃棄率の課題解決や国連の持続可能な開発目標(SDGs)が掲げる廃棄物削減につなげようと、昨年度の卒業生が授業の一環で地元の氏原製菓と共同開発した。
 しかし、コロナ禍で発売は遅れ、店頭に並ぶ前に先輩は卒業。地域活性化の活動などに取り組む同校フロンティア部が引き継ぎ、六月に一般発売を実現した。
 コンテストは、商品や学校の知名度アップを目指し、二年生三人で出場した。全国の十六校から二十一品の応募があり、八校七品が今月十三日の本選に進出。事前制作したプレゼンテーション動画や審査員とのオンライン形式による質疑応答で各校が商品をアピール。審査員から「地域食文化への貢献度が高い」などと評価された。
 二〇二三年度に統廃合でなくなる予定の伊東商業。名前を残すため商品のパッケージには同校の制服を着た生徒のイラストが描かれ、校名も記されている。部長の伊藤優希さんは「伊東商業の名を残したかった。先輩から引き継いでプレッシャーもあったけど、大賞を取れて良かった」と喜んだ。
 氏原製菓によると、商品は発売以来、一万二千箱が売れ、生産が追い付かないほどの好評。内山直樹社長は「みんなが頑張ってくれたのがうれしい。伊豆で一番の銘菓にしたい」と意気込む。現在は、伊豆半島を中心に土産店など約百八十店舗で販売している。

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