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済生会滋賀県病院(滋賀県栗東市)院長補佐 日野 明彦さん(66) 先を読み万一に備える

2021年11月23日 05時00分 (11月23日 16時47分更新)

「脳外科手術もコロナ対策も先を読むことが大事」と話す日野さん


 院内の新型コロナウイルス対策チームの責任者として、職員三十人を率いる。専門は脳神経外科。感染症は専門外だが、イタリアの知人を通じて早くから欧州の流行拡大について知り、危機感を強めていたことがトップ就任のきっかけになった。
 滋賀県内の企業や団体の依頼を受けたワクチンの職場接種、近くにある感染者向けの宿泊療養所での診察…。医療用ガウンの調達や、感染のリスクにさらされながら治療に当たる医師・看護師のホテルの手配まで、あらゆることをこなしてきた。
 特にきつかったのは八月半ばの第五波だ。一時は、人工心肺装置「ECMO(エクモ)」用の二床を含む十二床のコロナ病床が全て埋まった。宿泊療養者を診察すれば、入院が必要な人ばかり。九月下旬、そうした状態が急激に改善したのは「ワクチンのおかげ」と断言する。
 京都市出身。京都府立医科大に進み、「何となく格好よさそう」といった若者らしい理由で脳血管障害を専門に選んだ。チームプレーが苦手で、好きだった漫画のキャラクターは、無免許の天才外科医、ブラック・ジャック。「でも、コロナも結局はチームで闘っている。一人では何もできない」と言う。
 米シカゴ大などを経て、済生会...

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