本文へ移動

 日本骨髄バンク設立30年 ドナー支援の自治体増 

2021年11月23日 05時00分 (11月23日 16時52分更新)
 白血病などの重い血液疾患の患者を救うことを目指す「日本骨髄バンク」(東京)が12月、設立から30年を迎える。骨髄移植への関心は少しずつ高まり、近年は骨髄を提供する「ドナー」に、助成金を支給する自治体が増えている。ドナーも入院や通院で仕事を休まざるを得ないためだ。経済的な事情で提供を断念する例を減らすことで、移植医療の推進を目指す。 (細川暁子)

提供で入通院経済的負担に助成 

 名古屋市社会福祉協議会職員、安井佐智子さん(45)は昨年三月、骨髄バンクからの封書を受け取った。移植を必要とする患者と白血球の型が一致したという。ドナー登録したのは、二十年以上も前だ。「ついに来たか」と驚きながらも、前向きに受けとめた。
 ただ、勤務先には、ドナーになるための特別有給休暇の制度などはない。仕事を休むことは気掛かりだったが「もし断ったら、患者さんはどうなるのか」と提供を決めた。
 「ありがたかった」のは同市が二〇一七年に設けたドナーへの助成制度。働いている人に加え、主婦や学生なども対象だ。事前に血液検査や健康診断などを受けるための通院や、骨髄採取に必要な入院の日数に応じ、七日間まで一日二万円を支給する。...

中日新聞読者の方は、無料の会員登録で、この記事の続きが読めます。

※中日新聞読者には、中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井の定期読者が含まれます。

関連キーワード

おすすめ情報