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津波避難タワー完成 湖西市新居の高師山地区で見学会

2021年11月23日 05時00分 (11月23日 05時03分更新)
完成した高師山地区津波避難タワー=湖西市新居町で

完成した高師山地区津波避難タワー=湖西市新居町で

 湖西市新居町の高師山地区に津波避難タワーが完成した。避難デッキの広さは七十三平方メートルで、百四十六人を収容できる。市は同タワー整備により、市内の津波避難施設空白区域が解消されたとしている。 
 タワーはデッキを地上九・二(海抜一〇・九)メートルに設置する鉄骨構造。南海トラフ大地震で想定する五・六メートルの津波を上回る。太陽光発電による人感センサー付きの発光ダイオード(LED)照明がデッキと階段に計八灯ある。うち一灯は携帯電話を充電できる。
 津波にも耐えられる強度で、さびに強い加工がされている。階段は段差を低く、手すりを付けるなど高齢者が避難しやすいように配慮。周囲をフェンスで囲い普段は施錠しているが、緊急時には入ることができる。昨年九月から着工、今年十月末に完成した。総事業費は二億五千五百万円。
 二十日に見学会が開かれ、関係者や地元住民らが安全を確かめた。影山剛士市長は「非常時に備え、地区にとって大切な施設になることを願います」とあいさつした。六年にわたり津波避難施設の誘致に尽力してきた元西浜名自治会長の松島仙治さん(75)は「津波被害を少しでも和らげる施設ができて、ほっとしている。高齢者にも上りやすくなっている」と喜んでいた。
 市内の津波避難施設は、新居弁天わんぱくランド津波避難タワー、日ケ崎地区津波避難タワー、住吉地区命山と合わせ四施設になった。
  (桜井祐二)

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