「私、高齢者になってしまいました」桑田佳祐4年ぶりソロツアー埼玉公演では総立ちファン万雷の拍手
2021年11月22日 04時00分
「サザンオールスターズ」の桑田佳祐(65)が21日、さいたまスーパーアリーナで「BIG MOUTH, NO GUTS!!」と題した全国アリーナツアー(10都市20公演)の埼玉公演を開催した。ソロツアーは2017年以来4年ぶりで、有観客ではサザンとして開催した19年以来2年ぶり。埼玉では、コロナ感染対策を徹底した上でキャパ制限(50%)上限の1万1250人を動員。エンタメ復興の風を呼び、波に乗って年末まで駆け抜ける。
緊急事態宣言が宮城県で解除された直後の9月18日。東日本大震災から10年を迎えた東北地方への思いや、コロナ禍で毎日を懸命に生きている人たちの心を少しでも晴れやかにする決意を胸に、桑田の4年ぶりソロツアーが宮城・セキスイハイムスーパーアリーナで開幕した。
8カ所目となる埼玉では、初めて1万人を超えるファンの前でのパフォーマンスが実現した。「大変お待ち遠さんでございます。生まれ故郷の埼玉に帰ってまいりました。飯能市の出身でございまして、ムーミンと戯れて大きくなりました」。神奈川出身の桑田はジョークを交えて9年ぶりにさいたまスーパーアリーナのステージに立てた喜びを表現した。
新作EP(ミニアルバム)「ごはん味噌汁海苔お漬物卵焼きfeat.梅干し」の収録曲「SMILE~晴れ渡る空のように~」を歌った際は、ステージのビジョンに岩手県陸前高田市の“奇跡の一本松”の写真や仙台市の荒浜海岸で開催された震災の追悼式の映像のほか、ワクチン接種やマスクが当たり前になった光景が映し出された。世の中が不安な状況にある時にこそ世間に寄り添い、音楽を届けてきた桑田。エールを届けるのにふさわしい選曲と演出だった。
女優の綾瀬はるか(36)と桑田が共演して話題を呼んだユニクロのCMソングにもなった新曲「Soulコブラツイスト~魂の悶絶」は、軽快なブラスに乗せて桑田がノリノリで踊り、ラストはステージにド派手な火柱が上がった。
「この2年間くらい、大変な状況の中で皆さんもお疲れさまでした。再会できてうれしゅうございます」。公演中の声出しは禁止されているものの、総立ちのファンに万雷の拍手で迎えられた喜びをひしひしと感じながら、桑田は「実は皆さんに黙っていたことがあります。というか、浦島太郎のように、勝手にそうなってしまったことがあります」と告白。続けて「私、高齢者になってしまいました!65ちゃい(歳)です。物忘れとか、排尿障害とかいろいろあります」と笑わせた。
しかし、ステージでは全く衰えを感じさせないパフォーマンスでファンを大満足させた。ツアーファイナルの大みそかは年越し公演が予定されている。「皆さんに元気を届けるなんて生意気言っていますが、われわれが元気を頂いてしまいました。来年も皆さんにとってよい年でありますように、お元気でいてください」とあいさつした。
20、21日と2日間にわたって開催された今回の埼玉公演の模様が、来年1月3日午後7時からオンライン特別追加公演として、ABEMA、U―NEXT、ローチケ LIVE STREAMINGなど6つの配信メディアで同時ストリーミング配信される。桑田は通常ドームクラスで公演を行っており、今回はキャパを制限した上でのアリーナ公演のため、チケットは大争奪戦に。追加を含めて即完売となり、配信を望む声が続々と上がっていた。
視聴チケットは各配信メディアで22日午前4時から販売開始。見逃し配信は予定されていない。
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