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赤銅の月 観覧車と共演 県内で部分月食観測

2021年11月20日 05時00分 (11月20日 10時14分更新)
今月で運転を終える観覧車とほのかに光る部分月食=19日午後6時3分、越前市武生中央公園で(蓮覚寺宏絵撮影)

今月で運転を終える観覧車とほのかに光る部分月食=19日午後6時3分、越前市武生中央公園で(蓮覚寺宏絵撮影)


 月の一部が地球の影に入って欠けたように見える部分月食が十九日、県内でも観測された。県民からは、時間とともに移り変わる月の姿を楽しむ声が聞かれた。国内で月食が観測されるのは五月の皆既月食以来、今年二度目。
 国立天文台によると、県内では午後四時四十分ごろ、月が既に欠けた状態で昇り、午後六時ごろに月の直径の約98%が影に飲み込まれ、欠けた部分が最大となった。福井市自然史博物館の学芸員加藤英行さん(35)は「部分月食でこんなに欠けるのは珍しい。影の形から地球が丸いことを感じられる」と話した。
 越前市武生中央公園では、二十八日に運転を終える観覧車を、月の優しい光が照らし、四十三年間の稼働をねぎらっているようだった。観覧車の下にいた市内の女性(87)は「息子や孫とよく観覧車に乗った。さみしいけど、思い出と一緒にきれいな月を見られて良かった」と話していた。 (牧悠平)

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