鍵山優真がSP1位、唯一の3桁得点 「自分の中でも大きな進展」【フィギュア・フランス杯】
2021年11月20日 07時23分
◇19日 フィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズ第5戦・フランス杯 男子ショートプログラム(フランス・グルノーブル)
第3戦・イタリア大会(トリノ)で優勝した鍵山優真(18)=オリエンタルバイオ・星槎=が最終12番滑走で登場。ショートプログラム(SP)出場12選手で唯一の3桁得点となる100・64点をマークして、1位で20日のフリーに進んだ。
鍵山は冒頭の連続ジャンプで跳んだ4回転サルコー―3回転トーループを決めて、GOE(出来栄え点)で2・91点の加点を獲得。さらに、単独の4回転トーループをきれいに成功させて、GOEで3・66点という高い加点を得た。トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)は着氷が乱れて減点を受けたが、スピンやステップでレベル4を獲得してカバー。2位のデニス・バシリエフス(22)=ラトビア=に10点以上の大差をつけた。
演技前に父親でもある正和コーチ(50)に「練習でやってきたことを出すだけ」と励まされた鍵山は、キス・アンド・クライで得点を確認して小さくガッツポーズ。イタリア大会のSPで7位と出遅れた経験を生かしたという好発進を「小さなミスがあっても100点台に乗せられたというのは自分の中でも大きな進展だと思うので、そこは成長できた部分かなと思います」と振り返ると、フリーに向けて「(構成を)しっかりまとめることができたらいいなと思います」と意気込んだ。
他の日本勢は、第1戦・スケートアメリカ4位の佐藤駿(17)=フジ・コーポレーション=が87・82点で4位発進した。
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