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【石川】願いましては 甘く甘く 能登志賀ころ柿 生産が本格化 

2021年11月18日 05時00分 (11月19日 12時05分更新)

糸でくくり、さおにぶら下げて作られるころ柿=18日午前、石川県志賀町安津見で(中嶋大撮影)


 石川県志賀町特産の干し柿「能登志賀ころ柿」の生産が、町内で本格化している。今年は春先の霜被害などの影響で、出荷は前年の半数以下とみられるが、すだれのようにつるされた鮮やかなあめ色の柿が、冬の訪れを告げている。
 能登志賀ころ柿は、原料の渋柿「最勝柿(さいしょうがき)」を乾燥させ、手でもみこんで作る干し柿。果肉はようかんのように濃厚でやわらかいのが特徴。二〇一六年、国が伝統的製法の農林水産食品などを知的財産として保護する「地理的表示(GI)保護制度」に登録された。
 JA志賀ころ柿部会の新明侃二(しんめいかんじ)部会長(77)=同町安津見=の柿も一部が霜や病気の影響を受けたが、収穫作業を終え、今月からころ柿の加工を始めた。生産量は前年の約六割の七千〜八千個を見込む。十八日は作業場で皮をむき、二個を糸で一くくりにして干し場の竹ざおにつるした。
 約三週間の自然乾燥によって色が濃く身の締まったころ柿に仕上がる。今後、さらに乾燥させて果肉をほぐす手もみを丁寧に繰り返し、十二月末には作業を終える。新明さんは「心待ちにしている人がいっぱいいるので、おいしくなれば」と話した。(大野沙羅)

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