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盛り土罰則、懲役2年以下 県が新条例骨格

2021年11月17日 05時00分 (11月17日 11時21分更新)
 静岡県が来年七月の施行を目指す盛り土に関する新条例について、県は十六日、千平方メートル以上の盛り土を許可制にし、土地所有者への義務を規定するなどの骨格を示した。地方自治法の上限の懲役二年以下または罰金百万円以下の罰則を設ける。今月末までにパブリックコメント(意見募集)を行う。
 各土木事務所や市町との連絡会議で県が説明した。
 県によると、土地所有者は定期的に状況を確認し、許可された内容と異なる場合は県に報告する必要がある。他に土壌汚染に関する環境基準を規定し、健康被害を防止する。市町ではなく、原則全て県が対応する。
 現行条例は届け出制で、罰金二十万円以下と、同様の条例を導入している他県と比べても罰則は軽かった。土地所有者の義務や環境基準の規定もなかった。会議後に上原啓克・土地対策課長は「全項目で最も厳しい基準を設ける方針」と説明した。
 静岡市葵区の県産業経済会館で開かれた連絡会議には、三十四市町と各土木事務所、県警の担当者ら計六十人が参加。冒頭を除き、非公開で行われた。上原課長によると、参加者からは「新条例に重ならないように市条例の改正や廃止を考えるので条文を示してほしい」「対象面積を五百平方メートル以上にしてほしい」などの意見があったという。
 七月の熱海市伊豆山(いずさん)での土石流災害を受け、県は条例を見直しており、川勝平太知事は会見で「日本一厳しい条例にする」と話していた。 (塚田真裕)

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