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【武川玲子コラム】「64歳での王者は感動」フィル・ミケルソンがベルンハルト・ランガーに大賛辞

2021年11月16日 18時05分

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ベルンハルトランガー(AP)

ベルンハルトランガー(AP)

◇コラム「ゴルフ米ツアー見聞録」 
 コロナ禍により2020~21年を1シーズンに統合した米シニアのPGAツアーチャンピオンズがツアー最終戦を迎えた。会場のフェニックスCC(米アリゾナ州)に大観衆が集まり、活気に沸いた。優勝したのは昨年に50歳となった地元アリゾナ州立大出身のフィル・ミケルソン(米国)。シニアツアー参戦6試合で4勝を挙げ、ジャック・ニクラウス(米国)に並ぶ記録を打ち立てた。
 そのミケルソンをうならせる活躍を見せているのが、ベルンハルト・ランガー(ドイツ)だ。10月に同ツアー42勝目を64歳で挙げ、最年長記録を更新した。この2年間で39大会に出場し、優勝2度、2位4度、トップ10入り24度と超安定した成績を残す。最終戦は腰痛を発症させながらも3日目に63をマークし、エージシュートを達成。追い上げていたジム・フューリク(米国)を退け、6度目の年間王者に輝いた。
 「64歳での王者は感動だ。才能に加え努力のたまもの。これだけ長い間戦えることはゴルフにとって本当に素晴らしいこと」。ミケルソンは賛辞を惜しまなかった。
 ランガーの平均飛距離は271・8ヤードでツアー39位だが、フェアウエーキープは76・31%で6位、パーオン率は73・8%で4位と正確なショットを武器にする。何よりグリーン上で強く、平均パット(パーオンした際のパット数)は1・732でツアー2位を誇る。今季獲得賞金は325万5499ドル(約3億7000万円)。マスターズ2勝のランガーだが、レギュラー時代は3勝しかできなかった。それがシニア入りしてから躍進した。「ここまで来られたのは本当に家族のおかげ。あともう少し頑張りたい」。意欲に衰えは感じられない。
 アーニー・エルス(南アフリカ)、崔京周(チェ・キョンジュ)も既にシニアで活躍する。来年はデービット・デュバル、ジャスティン・レナード(ともに米国)も参戦する予定。新旧交え、ますます米シニアが面白くなる。(全米ゴルフ記者協会会員)=毎週水曜日掲載
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