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3度目の正直でプロ合格 滋賀・米原出身の藤田かれん「有言実行できてうれしい」【ゴルフ】

2021年11月16日 17時50分

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最終プロテストに合格し、掲示板の名前を指さし喜ぶ藤田かれん=11月5日

最終プロテストに合格し、掲示板の名前を指さし喜ぶ藤田かれん=11月5日

 まさに「3度目の正直」だった。日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の2021年度最終プロテストが5日まで京都・城陽CCで行われ、3度目のプロテスト挑戦だった藤田かれん(21)=琵琶湖CC=が5位で合格を果たした。何度もピンチをくぐり抜けた末につかんだ夢。来年のツアー出場権を手に入れるため、23日からの予選会(QT)でも勝負強さを発揮する。
   ◇   ◇
 今回のプロテストは最初から苦難続きだった。第2次予選B地区では2日目に79と崩れ、初日の36位から87位へ後退。瀬戸際へと追い込まれたが3日目に67、最終日に70と伸ばし、カットラインぎりぎりの31位で最終プロテストに進んだ。
 2度目の最終プロテストでも初日は37位と出遅れた。2日目が71で19位、3日目が70で3位と合格圏内に浮上。しかし、最終組で回った最終日に再び乱れた。
 1番でボギーをたたくと、5番ではOBを打ちダブルボギー。6、9番もボギーで前半は41と、あっという間に当落線上へ急降下した。
 それでも、自信を失うことなく後半へ向かった。「大きく崩しても諦めずにプレーしたら合格できると思った。追い上げる自信はあった」。言葉通り、後半は安定したティーショットで4バーディー、ボギーなしの32。堂々の5位で合格切符を手に入れた。
 「3度目の正直を心掛けてきたので、有言実行ができてうれしい」
 持ち味は平均で240~250ヤードくらいだというドライバーの飛距離。中学時代にトレーニングの一環として学校の陸上部に所属し、短距離走で走り込んだことが下半身強化につながった。また、今回のプロテストで何度もピンチから巻き返したように、粘り強さにも自信を持っている。
 一方、「もっとアプローチやパッティングを磨きたい」と課題も認識している。最終プロテストの最終日は同組で回り、1位通過した今年の日本女子アマチュア選手権覇者・尾関彩美悠(岡山・作陽高3年)の技術に刺激を受けた。
 目標の選手は宮里藍。「プレーはもちろん、どんな時でも笑顔でいられるところを見習いたい。厳しい場面でも応援したくなるような選手になりたい」と理想の選手像を思い描く。
 今年の予選会は23日から全国の3カ所で1次が行われ、4日間で上位に食い込めば30日から静岡・葛城GC宇刈Cで行われるファイナルQT(最終予選会)に進むことができる。ここで上位に入れば、来年の出場権獲得に近づくことができる。「QTを通過して、来年のレギュラーツアーに出て活躍したい」。ようやくプロの入り口に立った21歳は、賞金女王を目指して走り続ける。
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 ▼藤田かれん(ふじた・かれん) 2000年8月14日生まれ、滋賀県米原市出身の21歳。身長163センチ。7歳の頃に父の手ほどきでゴルフを始める。滋賀・彦根総合高2年時は2017年の日本ジュニア選手権・女子15~17歳の部で41位、3年時は18年の全国高校選手権・女子個人の部で38位。18、19年には下部のステップアップツアーのHanasakaレディース(滋賀・琵琶湖CC)に出場し、ともに予選落ち。趣味は買い物、特技はそろばん。

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