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【命のバトン 岐路に立つ臓器移植】 コロナで件数過去最低の見込み…打開へ 

2021年11月16日 05時00分 (11月16日 15時12分更新)
 コロナ禍の影響を受け、昨年大きく減った国内の臓器提供件数。脳死下、心停止後を合わせ、前年の約六割にとどまった。医療現場がコロナ対応に追われるなどしたのが理由だ。今年もその傾向は続き、家族の承諾があれば脳死下での臓器提供が可能になった二〇一〇年以降、過去最低となる可能性がある。先月、医師らが集まって開いた市民フォーラムでは、病院間の連携を強める必要性が強調された。(細川暁子)

医師の移動減らす試み 


提供病院と近隣医師連携


 
 フォーラムは、愛知県内の医師らでつくるNPO法人「あいち臓器提供支援プログラム」(AODA)がオンラインで開催。臓器提供件数の増加や知識の普及を図るのが目的で、約百三十人が視聴した。
 日本臓器移植ネットワーク(JOT)あっせん事業部長の大宮かおりさん(48)によると、二〇年の臓器提供は脳死下が六十八件、心停止後が九件の計七十七件。それぞれ九十七件、二十八件と計百二十五件だった一九年から四割も減った。
 脳死下での提供件数は、本人の意思が不明でも家族の承諾で提供が可能になった一〇年の改正臓器移植法施行以降、少しずつ増加。近年は全体の八割ほどを占めるようになった。一方で、国...

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