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全国地域CL 最終節敗れ決勝R逃す 

2021年11月16日 05時00分 (11月16日 10時24分更新)

1次ラウンド敗退が決まり、落胆する福井ユナイテッドFCの選手たち=三重県の朝日ガスエナジー東員スタジアムで(上田進一さん提供)


 サッカーの日本フットボールリーグ(JFL)昇格を懸けた全国地域チャンピオンズリーグは十四日、三重県東員町の朝日ガスエナジー東員スタジアムで一次ラウンド最終節が行われ、福井ユナイテッドFC(北信越1位)はFC.ISE−SHIMA(東海2位、三重)に0−2で敗れた。最終成績は1勝1分け1敗でA組3位となり、九回目の挑戦となった今年も昇格を逃した。
 福井は前半からセカンドボールを拾えず、守勢に回り続けた。不用意なファウルも増え、前半32分にコーナーキック(CK)をニアサイドで合わせられ失点。前に人数を掛けて攻めた後半も押し込まれ、同33分に再びCKから失点した。
 A組はFC.ISE−SHIMAが通算2勝1分けで首位となり、決勝ラウンドに進んだ。
 ▽A組最終節
FC.IS 2 1−0 0 福井ユナイ
E−SHI    1−0   テッドFC
MA               
沖縄SV 4 2−0 0 藤枝市役所
(沖縄)   2−0  (静岡)

 完成度の違い明らか

 一年の総決算となるこの時期、完成度の違いは明らかだった。足元でパスをつなぎ連動する相手に対し、単調なロングボールに頼った福井ユナイテッド。まざまざと力の差を示された。
 北信越一部リーグから課題だった試合の入りの悪さが、前日に続いてあらわになった。選手間の距離が遠く、セカンドボールを拾われる。前線からプレスをかける相手に屈し、ロングボールに逃げ、また守りに回った。どのように敵陣へ進み、得点するのかというプランが見えずにセットプレーから失点を重ねた。
 ボールを支配する形を北信越リーグで追い求めたものの、終盤になって選手の一人は「やりたいことが先に出ている。積み重ねたものが始動時と変わらない」とこぼした。1敗も許されない今大会に向け、守備に重点を置く新戦術を採用。ただ連戦に対応できるよう層を厚くするためにメンバーを固定しなかったことで、習熟度が高まらなかったのも事実だ。
 福井ユナイテッド体制になり三年目。当初は来年のJ3参入が目標で、今季はJリーグチームから例年以上に選手を招いた。そこへ導けなかった指導陣の責任は重い。
 クラブは今年も地域のイベントに積極的に参加し、各市町と包括連携を図る協定を結び始めた。地域に根付こうとする歩みに賛同し、スポンサーは着実に増えた。毎年のように結果が出ない中、支える動きを絶やさないために、十度目の挑戦に向けた来季をどう戦うのか。悔しさとやるせなさをぐっとかみしめ、答えを明確に示してほしい。 (谷出知謙)

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