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【ボクシング】矢吹正道が寺地との『ダイレクトリマッチ』に複雑「リスクしかない」「白黒は自分の中でついている」

2021年11月15日 18時32分

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寺地拳四朗との再戦が決まった矢吹正道

寺地拳四朗との再戦が決まった矢吹正道

 ボクシングWBC世界ライトフライ級王者の矢吹正道(29)=緑=と、前王者で同級1位の寺地拳四朗(29)=BMB=が再戦することが15日、決まった。WBCから再戦命令が出され、両陣営が合意した。プロモーターの真正ジム・山下正人会長と緑ジムの松尾敏郎会長、BMBジムの寺地永会長が大阪市内のホテルで会見を開き、発表した。日時、会場は未定だが、来春に実施される予定。
 再び拳を交えるときがきた。それもボクシング界では原則禁止のダイレクトリマッチ。矢吹は「寺地陣営の思い通りになった。うまくやったなと思う。父親(寺地会長)がゴタゴタと会見とかやって。その結果としてやるのが気が進まない」と胸の内を明かした。
 タイトルマッチでは寺地が新型コロナウイルスに感染し、2週間延びての決戦となった。万全な状態でなかったかもと思い、試合後はリング上で「またやろうな」と声をかけた。その言葉の真意は、1、2戦挟んでの再戦だった。しかし、バッティング騒動など周囲が騒がしくなり、ダイレクトになった。
 再戦命令により海外王手プロモーター「マッチルーム社」との契約は完全ストップ。ファイトマネーの大幅アップも「振り出しに戻った」と言う。試合開催地にこだわりはないが、「もう1回勝っても、周りの人に同じ感動は与えられない。向こうは勝ったら感動でしょうけど。リスクしかない」と、まさにいばらの道となった。
 試合でも「チャンピオンなのにすごい目でジャッジやレフェリーに見られると思う。同じように頭が当たっても自分だけ注意されたり、拳四朗の軽いジャブがポイントになったりする」と予想する。全てが逆風だ。「白黒は自分の中でついている」だけに、モチベーションも難しい。
 「本当は階級上げて中谷潤人とやりたかったけど、拳四朗とやらないといけない。逃げたと思われるから」と本音を明かした矢吹。決まったからにはもちろん受けて立つ。「拳四朗が強いことに変わりない。もう1回挑戦者の気持ちでいく。返り討ちにしたい」と言葉に力を込めた。

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