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緑ジム、松尾会長が怒りの会見 新王者・矢吹はまるで“悪者扱い”「コミッションのていたらくが問題」手のひら返しの再戦命令【ボクシング】

2021年11月15日 13時56分

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会見する真正ジムの山下正人会長(中)と緑ジムの松尾敏郎会長(右)、寺地永会長

会見する真正ジムの山下正人会長(中)と緑ジムの松尾敏郎会長(右)、寺地永会長

 ボクシングの緑ジム、松尾敏郎会長が15日、日本ボクシングコミッション(JBC)への怒りをあらわにした。大阪市内のホテルで真正ジムの山下正人会長とBMBジムの寺地永会長と会見を開き、「コミッションのていたらくが問題。もう少し判断をきちんとしてもらいたい」と語気を荒らげた。
 事の発端は9月22日に行われたWBC世界ライトフライ級タイトルマッチ。挑戦者の緑ジム・矢吹正道が、王者だったBMBジムの寺地拳四朗に10ラウンドTKO勝ちした。矢吹が新王者となったが、試合数日後から9ラウンドに寺地が右目上をカットしたシーンが、故意のバッティングではないか(裁定はヒッティング)と騒動になった。
 寺地陣営はJBCに質問状を送付。JBCは故意ではないと回答したものの、同陣営は納得いかずに8日に弁護士同席で会見を開き、不満をあらわにしていた。
 再戦命令が来て、合意したが、今度は松尾会長が胸の内のわだかまりを吐露した。矢吹が世界王者となったにもかかわらず、まるで悪者扱いされていることを危惧。「すばらしい試合だったのに、故意と言われるのは心外。その場で言うならまだしも、試合後に言うのもどうか」と言葉に力を込めたように、さすがに黙ってはいられなかった。
 矢吹陣営は再戦指令が出たら、もともと受ける意向で、逃げる気など毛頭なかった。だが、関係者によると、JBCには何度も問い合わせたところ、再戦指令は出ておらず、矢吹の次戦のマッチメークを進めることに対し了承を得ていたという。そこで地元テレビ局やスポンサーと話をし、防衛戦の対戦相手を水面下で探し始めたところでの手のひら返しが許せなかった。
 再戦指令が出されたことには、「やることは問題ない」と受ける意向に変わりはない。それでも世界王者を3人も育てた名伯楽の怒りは、最後まで収まらなかった。

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