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初めて立浪監督をマウンドから見た中日・小笠原は興奮「野球小僧に戻った感じ」指揮官の心も射抜く

2021年11月15日 06時00分

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ブルペンの打席に入り、小笠原の投球を見る立浪監督

ブルペンの打席に入り、小笠原の投球を見る立浪監督

 ブルペンで、小笠原がセットポジションからホームベースを見据える。左打席には現役時代と変わらぬ上段の構えの立浪監督。「初球はインコースな」と注文が飛ぶ。右足を上げ、いつも通りゆったりと間を取って左腕を振り切った。ボールがホームを通過すると「素晴らしい」と指揮官。内角を、射抜いた。
 「緊張しました。初めて立浪さんをマウンドから見て興奮しました。野球小僧に戻った感じ」と小笠原。それから変化球を交えて11球、指揮官との18・44メートルの空間に没頭した。「スイッチが入った、というか入れてもらった。自分の中で新鮮な気持ちがありました。こんなにブルペンが充実した日はないかなってくらい充実した」
 シーズン後の初ブルペンでトータル78球。前クールで「打席で見てほしい」と訴えた監督への熱烈オファーが実った。表情の明るさが手応えを物語っていた。
 立浪監督は、初球に内角球を要求した理由を「現役時代にブルペンで打席に立ったんですけど、ポーンと内角に投げられるピッチャーは大したものだなと思っていた」と説明。一発で決めた小笠原について「集中して投げてくれていた。この時期に、元気に投げられているのが良いですね」とうなずいた。
 小笠原は悔やみきれない1球を思い出していた。9月26日のヤクルト戦(神宮)。1回2死一塁から村上に、高めに入った初球の141キロを振り抜かれて先制2ランを食らった。その後も打ち込まれ3イニング1/3、10失点でKOされた。
 「初球をしっかり投げられていれば飛球になったかもしれないし、振ってなかったかもしれない。そこですね。それがなければ失点も少なく防御率も良かったかもしれない」。練習とはいえ、初球からしっかり投げ切れたことは大きい。「監督が打席に立った瞬間に試合のスイッチが入りました。一人だけ先に開幕しちゃった感じ。楽しかったです」と充実の表情を浮かべた。
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