復帰の堂安律、5戦4得点の攻撃陣切り札に名乗り 「活を入れたい」【サッカーW杯最終予選】
2021年11月13日 19時11分
サッカー日本代表は13日、2022年W杯カタール大会アジア最終予選B組第6戦のオマーン戦(キックオフは日本時間17日未明)に向け、開催地の敵地・マスカットで調整した。
◇ ◇
けがから復帰したMF堂安律(23)=PSVアイントホーフェン=が、最終予選5戦で4得点と低調な攻撃陣の「切り札」に名乗りを上げた。ドリブルが武器のレフティーは「活を入れたい。勝てばいいけど、勝つだけじゃ駄目。少し難しいような(チームの)雰囲気も変えていく」と自信をにじませつつ豪語した。
10月のサウジアラビア戦直前に左膝を負傷してチームを離れた。プロ人生で初の大けがだった。不慣れなリハビリに懸命に取り組みながら、自らの内面に向き合うと「心が整った。体は大事だけど、それを動かすのは頭であり心」。遊び心と闘争心という堂安らしい“初心”を取り戻した。
ベトナム戦(11日・ハノイ)は出番がなかった。ベンチで勝利に安堵(あんど)はしたが「手放しで喜べない内容」「単調な攻撃」「勢いがない状況」と手厳しく振り返った。
チームの力になれないもどかしさ、悔しさは逆襲の原動力にほかならない。オマーン戦に向け「同じ相手に2回も負けられない」と堂安。心身の充填(じゅうてん)は完了。静かに、でも力強く燃え盛っている。
関連キーワード
おすすめ情報