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宇野昌磨 小さい時から表情がその時々で変わるのが特徴 今までと違って見えた【村上佳菜子評論】

2021年11月12日 22時52分

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男子SPで演技する宇野昌磨

男子SPで演技する宇野昌磨

 男子の宇野昌磨選手が素晴らしい演技を見せてくれました。冒頭の4回転フリップなどのジャンプだけではなく、曲の音を一つ一つしっかり聞くことができて、しっかり滑りに生かしきりました。「一皮むけた」という表現がピッタリです。
【写真】男子SPで演技する宇野昌磨
 宇野選手の顔を見て、「今までと違う昌磨が見える」と感じました。小さい時から表情がその時々で変わるのが彼の特徴です。今回はいい緊張感と「ここまでできる」という自信がみえました。
 連続ジャンプは1つ目の4回転トーループで力を抑えきることができず着氷で軸が少し左に行きましたが、後のジャンプを瞬時の判断で3回転から2回転にしました。うまくまとめたように見えましたが、演技後すぐに首をかしげていた姿を見て、一皮むけたことでスケートに対する意識が高くなったと思いました。フリーでも楽しみです。
 女子の坂本花織選手も同様。彼女本来のダイナミックさに加えて、落ち着いて鋭い集中力をみせました。五輪シーズンの中で成長を感じました。2人以外もそれぞれ良さをみせてくれました。
 トリプルアクセルを決めた河辺愛菜選手はスピンなど他の要素も安定していたというのが高得点の要因。松生理乃選手はシニアの厳しさを体感したのが大きな収穫です。男子の山本草太選手、三浦佳生選手も今の実力を出せたと思います。
 カップル競技にも目を見張りました。アイスダンスの村元哉中、高橋大輔組はお互いがカバーし合うという成長を感じました。ペアの三浦璃来、木原龍一組もお互いの信頼と滑る楽しさが伝わる演技でした。フリーも期待します。(プロフィギュアスケーター、ソチ五輪代表)
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