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内容はいろいろ言いたいが…勝ち点3が重要 南野の不振続くなら三笘を見たい【ラモス評論】

2021年11月11日 23時58分

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不振が目立つ南野=ⓒJFA

不振が目立つ南野=ⓒJFA

◇11日 2022年サッカーW杯カタール大会アジア最終予選 日本1―0ベトナム(ハノイ)
 日本が敵地で勝ち点3を奪取した。伊東が決めた1点を守り切り、内容では攻守両面で圧倒。3勝2敗として勝ち点を9に伸ばし2位オーストラリアに1差と迫った。
   ◇   ◇
 内容についてはいろいろ言いたいことはある。しかし、この試合で最も重要なのは、勝ち点3を奪ったという結果に尽きる。この非常事態を乗り切ったことが重要なのだ。
 チャーター機がロシアで約12時間の足止めを食らい、欧州組のうち11人は機内に24時間缶詰にされた。全員がそろっての練習は公式練習の1回のみ。時差、最悪のコンディション、戦術の確認もできない。そしてアウェー。これ以上、最悪の条件はない。明らかに選手たちの動きは重かったし、ミスも目立った。それでも選手たちは最後まで集中し、全力を出し切った。
 森保監督が、けがの酒井に代えて山根を起用した以外、オーストラリア戦と同じメンバー、同じシステムで戦ったのも正解だ。新しいことをやろうとしても、準備する時間がなければ、うまくいくわけがない。山根と田中なら、“元フロンターレコンビ”でお互いを分かっている。有事の対応としては、最善手だと思う。ある意味、この非常事態は森保監督だったからこそ、乗り切れたと言える。
 問題点を挙げるなら、田中と守田のポジションだろう。大迫との距離が遠すぎて、大迫にほとんどボールが入らなかった。前半16分の先制点、大迫にいいボールが入り、ポストプレーから南野に展開。左サイドを突破し、最後は伊東が決めた。最高の形だが、結局、この1回だけだった。田中と守田がもっとサポートの位置を工夫しないと、大迫の持ち味を引き出せない。
 南野の不振ぶりも目立つ。この状況が続くようなら、三笘を使った方が相手も怖いだろう。もう一度、原口にチャンスを与えてもいい。勝負のオマーン戦、左サイドが大きなポイントになるかもしれない。(元日本代表)

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