本文へ移動

【村上佳菜子のスマイルレポート】一度どん底まで落ちて一皮むけ一段と強くなった宇野選手

2021年11月11日 22時28分

このエントリーをはてなブックマークに追加
公式練習で調整する宇野昌磨

公式練習で調整する宇野昌磨

◇11日 フィギュアスケートGPシリーズ第4戦NHK杯公式練習(東京・国立代々木競技場)
 今回は五輪シーズンの開催。プログラムの完成度が例年より高い状態でスタートしますし、選手の大会に対する向き合い方もより濃いので、気持ちをうまく調整する必要もあります。競技以外での人間模様にもぜひ、注目してみてください。
 男子の宇野昌磨選手はスケートアメリカで2位に入りました。今回はGPファイナル進出を目指して滑るのではないでしょうか。第1戦からプログラムをどれだけブラッシュアップできたかがポイントになるでしょう。
 現在の宇野選手は一段と強くなった感じがします。平昌五輪後に山田満知子先生の下を離れて独りで試合に臨みますが、うまくいかず、どん底まで落ちました。その後、ステファン・ランビエルコーチとスケートを一から見つめ直して地道な練習を積んだことで、一皮むけた強い宇野選手になったのだと思います。
 一度どん底まで落ちるのはすごく怖いことです。でも、それを乗り越えたことは強みになります。今はいい流れに乗っています。ショートもフリーも魅力を存分に出してほしいです。山本草太選手は新しい環境で磨いた魅力を見せてくれるのかが楽しみ。三浦佳生選手はシニアの舞台でいい経験を積んでほしいです。
 女子の坂本花織選手は2度目の五輪出場への大事な試合です。今季は調子の振り幅が大きいと思います。でも、これからは全日本選手権まで調子をどれだけ安定させていくかというのがカギとなります。NHK杯では今できることを安定して披露してほしいです。
 松生理乃選手は五輪を狙える位置まで成長してきています。そのため、今後への弾みがつく前半の大会がより重要です。今回は世界への力の見せ所。自らの魅力をしっかりアピールしてほしいです。河辺愛菜選手はトリプルアクセルはもちろんですが、アクセル以外の要素がとても重要になります。
 ペアの三浦璃来、木原龍一組は日本のペア界を変える存在。すごく注目しています。アイスダンスも小松原美里、小松原尊組と村元哉中、高橋大輔組が思い切り火花を散らすことでしょう。(プロフィギュアスケーター、ソチ五輪日本代表)
おすすめ情報

購読試読のご案内

プロ野球はもとより、メジャーリーグ、サッカー、格闘技のほかF1をはじめとするモータースポーツ情報がとくに充実。
芸能情報や社会面ニュースにも定評あり。

中スポ
東京中日スポーツ