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【石川】お手軽 携帯式の水素発電 サイテムが販売強化 あす金沢で展示

2021年11月11日 05時00分 (11月11日 13時34分更新)
小さくて持ち運びができる携帯式の水素カートリッジ=石川県能美市で

小さくて持ち運びができる携帯式の水素カートリッジ=石川県能美市で

 水素技術開発・製造のサイテム(石川県能美市)は燃料電池用の携帯式水素カートリッジの販売を強化する。水素を安定的に貯蔵できるニッケル合金を使ったタイプで安全性が高く、手軽に使える電源として水素発電をアピールし、普及につなげる。
 金沢市内で開かれる北陸先端科学技術大学院大主催の産官学金連携イベント「Matching HUB Hokuriku2021」に十二日に出展。A4サイズの燃料電池発電機や燃料電池車の模型と共にカートリッジを展示する。
 同社のカートリッジ「水素吸蔵合金キャニスター」には水素を吸着、放出する性質のあるニッケル合金の粒子が入っており、水素を再充塡(じゅうてん)すれば繰り返し使える。
 水素を圧縮して貯蔵した高圧水素タンクより取り扱いが簡単で、大規模な加圧施設や水素ステーションがいらない。
 カートリッジは高さ九〜四十センチ(水素貯蔵量は六〜九百リットル)の商品をそろえる。手のひらサイズ(高さ約十七センチ)の六十リットルの商品で、三十ワットの電気製品が十時間ほど利用できるため、災害時の非常用電源として使える。
 田中幹社長(49)は「電気バッテリーのように自然放電もなく、扱いも簡単なので家庭や避難所に広めていきたい。発電時に水しか出さないので、食品を扱う市場の車両などにも利用できる」とアピールする。(高岡涼子)

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