【FC東京】クラブ初のGK出身監督となった森下申一新監督「後ろから見てきた“絵"は持っている」
2021年11月10日 19時23分
FC東京は10日、新監督に森下申一GKコーチ(60)が昇格すると発表した。今季の無冠が早々に確定。4年間指揮を執った長谷川健太監督(56)はクラブワーストの8失点を喫した敵地・横浜M戦翌日の7日に辞任した。古矢武士トップチームマネジメント部長(51)とオンラインでの就任会見に出席した森下監督は長谷川イズム継承を強調。残り3試合となった今季限りまで指揮を執る。
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指揮官の電撃辞任から2日間のオフを挟み、この日から新体制へと移行。森下新監督は練習前のミーティングで「この(今季残り)3試合、東京らしいサッカーをしたい。そのために力を貸してほしい」と選手たちに呼び掛けた。
初陣となる20日のJ1次節・徳島戦(味スタ)まで準備期間は短く「何かを大きく変える時間はない。今まで長谷川監督がやってきたことをベースにしていきたい」と、健太トーキョーの継続路線を強調した。ただし、横浜M戦の歴史的敗戦の傷は大きく「前節かなりショッキングな出来事があったが、そういう意味でも守備の改善と精神的な回復はしていかないといけない」と言う。
これまで磐田やG大阪でGKコーチを歴任してきたが、監督としてはこれが初采配。クラブ初のGK出身監督は「後ろから見てきた“絵"は持っている。全体を見ながらサッカーを構築したい。それを選手にどう伝えるかは課題。いい意味で勝たせるサッカーを伝えたい」と意気込みを語った。
来季の体制について、古矢部長は「現時点では来年のことは決まっていないことが多く、この1カ月で決めていく」と述べるにとどめた。
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▼森下申一(もりした・しんいち) 1960年12月28日生まれ、静岡市出身の60歳。静岡学園高、東京農大を経て、83年に磐田の前身であるヤマハ発動機に入部。94年まで磐田でプレーし、移籍した京都で97年に現役を引退。その後は京都、磐田、G大阪などでGKコーチを歴任。2019年からFC東京で指導していた。
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