県内プロチーム「収入ない」 スポンサー獲得急務

2020年4月11日 02時00分 (5月27日 05時11分更新)

福井ワイルドラプターズのロゴ

福井ユナイテッドFCのエンブレムとロゴ

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、県内のプロスポーツチームが苦境に陥っている。公式戦が延期になったことでシーズン開幕が見通せず、経営にも影響が出そうだ。各チームの会員制度を活用して、多くの県民らによる支援が望まれている。
 「チケット収入が得られず、球場でのグッズ販売もできない。大打撃です」。プロ野球独立リーグ「ルートインBCリーグ」に加盟する福井ワイルドラプターズの担当者は、影響の大きさを明かす。今季は十一日にリーグ戦が始まる予定だったが延期となり、現在は五月中旬以降の開幕を目指している。新体制になって初めてのシーズンとなるが、試合ができず県民や野球ファンらにアピールする機会を失っている。
 球団はスポンサー収入に頼るが「試合がなくなるとスポンサー企業の広告ができなくなる。そうなるとスポンサーから降りるってことも考えられる」と悩ましい。選手やチームの魅力を紹介する動画配信事業でも、試合がないため「ネタ切れ状態」。少しでも収入を増やそうと、近日中にオンラインショップを開設し、グッズ販売を始めるとしている。
 各チームとも頭を抱えるのが、商談の自粛ムードだ。県内のプロスポーツチームはいずれも新体制になったばかりで、スポンサー企業の新規獲得が急務。サッカー北信越一部リーグの福井ユナイテッドFCの担当者は「企業の方と会うことができず、スピーディーな動きができない」と嘆く。チームは活動休止になっているが、選手らの人件費をはじめ固定費はかかっている。
     ◇
 このほか、陸上の実業団のユティックでも園児や小学生を対象にしたスプリント教室を休止中。チームとしての収入はない状態で、野瀬聡部長は「ぜひ応援してほしい」と支援を呼び掛ける。 (谷出知謙)

関連キーワード

PR情報

福井ユナイテッドFCの最新ニュース

記事一覧