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夢は五輪出場!高校生フェンシング女子の流れるような体さばき

2021年11月9日 17時24分

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オリンピック出場を目標に掲げる長瀬凛乃

オリンピック出場を目標に掲げる長瀬凛乃

  • オリンピック出場を目標に掲げる長瀬凛乃
  • 実戦練習する長瀬凛乃(奥)
◇はばたけ中部勢
 将来の夢はオリンピック出場―。そんな大きな目標を掲げる女子高生フェンサーがいる。はしまモアフェンシングクラブの長瀬凛乃(15)=岐阜総合学園高。フルーレで中学2年のときに全日本選手権ベスト16、高校1年の今年は高校総体3位。カデ(17歳以下)とジュニア(20歳以下)の世界選手権日本代表メンバーにも名を連ねるなど、実力はかなりのものだ。
 目にも留まらぬ速さで、相手の胸部を突いていく。鋭い踏み込みに、流れるような体さばき。そのマスクの下は、あどけなさの残る少女の顔とはとても思えない。
 「高校生のうちはインターハイ優勝と、できれば全日本優勝も目標に掲げています。あと年代別の世界選手権に出場して入賞したいです」。長瀬は、はにかみながらそう口にする。今年の高校総体は1年生ながら3位、全日本選手権は12位。届かない目標ではない。
 年代別の世界選手権は、すでに代表実績がある。今年のカデとジュニアの世界選手権日本代表メンバーだった。ただ、新型コロナウイルス感染防止のため協会が選手派遣を見送り、出場はかなわなかった。次こそはという思いを抱いている。
 小学3年のときに始めたフェンシング。剣が触れ合ったりするさまや、競技のスピード感に、「格好いいな」と心ひかれた。実際にやってみると、相手との駆け引きという部分に楽しさを見いだしていった。ぐんぐんと実力を付け、中学2年の時には、全日本選手権でベスト16入りした。
 ただ、メジャー競技でないからこその悩みも。「部活とかもないし、周りとの共通の話題にできないので、ちょっと寂しいです」。コロナ禍前はハンガリーやクロアチア、フランスなど海外遠征が続き、普通に学校生活を送ることもできなかった。「勉強がなかなか追いつけないので、大変です」とも。それでも剣を手に取る。
 指導するはしまモアフェンシングクラブの村瀬さゆりさん(49)は「すごく器用。努力家ですし、十分、オリンピックも狙えると思います」と言う。同クラブ出身者では辻すみれ(朝日大)が東京五輪に出場。村瀬さんは辻の叔母でもあり、「2人でオリンピックに出てくれたらすてきですね」と期待を寄せる。
 6日に行われた全国カデ選手権大会も女子フルーレの部で優勝した。「将来的にはオリンピックで個人でも出場できるようにしたいです」と長瀬は言葉に力を込める。年齢を考えると、本命は2028年のロサンゼルス五輪。ただ、チャンスがあるならパリもと考えている。その視線は世界へと向けられている。
 ▼長瀬凛乃(ながせ・りの) 2005(平成17)年12月17日生まれ、岐阜市出身の15歳。身長163センチ、体重53キロ。鶉(うずら)小学校3年のときにはしまモアフェンシングクラブでフェンシングを始める。境川中学校2年のときに出場した全日本選手権ではベスト16。今年の高校総体は3位。現在、岐阜総合学園高1年生。

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