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車両使い警察、JR訓練 列車内の無差別殺傷事件想定  

2021年11月9日 05時00分 (11月9日 09時53分更新)
犯人役を取り押さえる警察官たち=鯖江市のJR鯖江駅で(蓮覚寺宏絵撮影)

犯人役を取り押さえる警察官たち=鯖江市のJR鯖江駅で(蓮覚寺宏絵撮影)

 鯖江駅 乗客の避難誘導連携確認

 列車内で刃物などを使った事件が全国的に相次いでいるのを受け、県警とJR西日本金沢支社は八日、無差別殺傷事件を想定した訓練をした。実際の車両を使い、警察官やJR職員総勢六十人が連携を確認した。 (玉田能成)
 走行中の列車で、男が刃物と油のような液体が入ったペットボトルを手に、乗客を切りつけたとの想定。鯖江市のJR鯖江駅に停車した普通列車二両を使って行い、一部が報道陣に公開された。
 犯人役が「死刑にしてくれ」などと叫び、隣の乗客らに切りかかると、乗務員は隙をみて隣の車両に乗客を避難させた。停車後、駆けつけた警察官が盾や刺股を使い、ホームに移動した犯人役を素早く取り押さえると、駅員らは乗客を列車の外に移動させた。
 同支社によると、東京都の京王線など各地で相次ぐ事件を受け、駅員らの巡回を強化。乗務員は医療用具や護身用フラッシュライトを携帯するなどして警戒を強めている。福井地域鉄道部の上坂敏美部長は「避難動線の確保などで連携を密にすることが重要。参加できなかった社員にもビデオなどを通じ、教育、訓練していく」と気を引き締めた。
 県警本部捜査一課の谷本祐也課長補佐は「福井県でもいつ発生するか分からない状況。各鉄道事業者と連携して、対応能力を高めていきたい」と話した。

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