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5厘差で優勝を逃した阪神が11ゲーム差をつけた巨人に連敗…守備力に泣いた虎、中日再建へ強みを軽視してはいけない

2021年11月8日 15時58分

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3回表無死、吉川のゴロを失策する阪神の中野

3回表無死、吉川のゴロを失策する阪神の中野

◇渋谷真コラム・龍の背に乗って CS特別版 ◇6日セ・リーグCSファーストステージ第2戦 阪神2―4巨人(甲子園)
 4失点だが、自責点はゼロ。今季の戦いを145試合で終えた阪神は、最後まで守備力に泣いた。3回の3失点は、吉川のゴロを遊撃・中野がはじいた失策から始まった。とどめを刺された8回の失点も、坂本のゴロを三塁・大山がファンブルしたことがきっかけだった。
 「今日の試合でもそうやけど、結果的にミスとエラーが点になってるんでね。これもチーム全体で取り組んでいること。数が減ったからどうこうじゃなくてね。もっともっと慣れることで、もう一つ上に行ける可能性が上がると思う」
 今季のチーム失策は86。4年連続12球団ワーストだが、昨季の85(120試合)より実質的には減っている。試合後の矢野監督はそう伝えたかったのだが、長年抱える課題の解消は、来季以降に持ち越された。
 立浪監督は永遠の課題である得点力不足を「必ず何とかします」と言い切った。その一方で、掲げるのはドラゴンズ伝統の守り勝つ野球だ。
 「もう一度、投手陣をしっかり整備して、センターラインを固めたい」。この日の阪神は、いわば反面教師。立浪竜が最も避けねばならない試合運びだった。だから京田は連日ノックを受け、二塁手は挑戦中の岡林も含め、激戦区にしようとしている。取るべきアウトを取っていれば…。こんな泣き言を言う試合をいかに減らすか。今季の失策数は巨人に次いで少ない56。このストロングポイントを軽視していては、竜再建は進まない。
 5厘差でヤクルトに敗れた阪神が、11ゲーム差もつけた巨人に連敗した。ただ、セ・リーグのCSは、5回連続で3位が2位を破っている。勝率5割未満の3位も巨人で6チーム目で、うち4チームがファーストステージを突破している。今回の不条理を招いたのは、守備のほころび。巨人の元木ヘッドコーチは、それが「短期決戦の怖さだよね」と振り返った。執念の8人継投。早めに仕掛け、手を打ち、逃げ切った。堅守と粘打。来季の開幕カードで戦う相手は、やはり侮れない。

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