「あらゆる手を尽くしたが…」指揮官も唇をかむ痛恨ドロー、遠のくACL切符【J1名古屋】
2021年11月7日 18時56分
◇7日 J1第35節 仙台1―1名古屋(ユアテックスタジアム仙台)
名古屋グランパスはFW柿谷曜一朗(31)のJ1通算50ゴールで先制したが、後半開始早々に追いつかれて引き分けた。
◇
夕暮れの仙台で、名古屋イレブンが一様にぶぜんとした面持ちを浮かべた。この日のドローで、3位・神戸との勝ち点差は「5」に拡大。アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場権をつかめる3位浮上が遠くなった。
残留を目指して死に物狂いでぶつかる仙台を相手に、グランパスは「こちらも走り負けてはいけない」(マッシモ・フィッカデンティ監督)と全員が攻守に献身した。0―0の前半14分に左サイドから相馬、前田とつないで最後は柿谷が滑り込みながら右足シュート。「準備してきた形だし、全員が同じイメージを描けていた」。自身のJ1通算50ゴール目でリードを奪い、ハーフタイムを迎えた。
後半、試合は暗転する。2分に自陣で組み立てのミスを突かれ、ミドルシュートで同点。その後の交代は森下、シャビエル、シュビルツォク、斎藤、山崎。交代枠の全てを攻撃の強化につぎ込むも、仙台GKスウォビィクの好守もあり2点目が奪えず。「あらゆる手を尽くし、選手もいろんな形で2点目を奪いにいったが、こじ開けられずに終わった。結果がすごく残念」と、指揮官も唇をかんだ。
後半ロスタイム、CKからネットを揺らされ、スタジアムに大歓声が響いた。あわや逆転負けかと思われたが、オフサイドの判定でノーゴール。何とか勝ち点1は確保した。
早ければ、次節にも3位は消滅。そうでなくとも、神戸の残り3試合での獲得勝ち点が合計「4」以下でなければ、3位浮上はない。状況は厳しくなった。神戸の結果がどうであれ、とにかく、残り3試合を全勝するしかない。
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