「おごりが全くないのがいい」元広島選手が攻守で存在感、静岡ガスが好発進【中部日本都市対抗軟式野球】
2021年11月6日 22時45分
第66回中部日本都市対抗軟式野球大会(中日新聞社共催)第1日は6日、愛知県豊川市野球場ほかで1回戦5試合があり、開幕戦で前回優勝の静岡ガス(静岡)が4―1で伏木海陸運送(富山)を下し、好発進した。静岡ガスは元広島の木村聡司外野手(25)が攻守で存在感を発揮した。
◇ ◇
連覇を狙う静岡ガスがそつなく初戦をゲット。この大会は初めてとなる2年目の木村が存在感を見せつけた。木村は2014年のドラフト育成2位で静岡・常葉橘高(現常葉大橘高)からプロ入り。退団後の20年4月に静岡ガスへ入社した期待の内野手だ。この日は7番、右翼手として先発した。
いつもは中軸を任されているものの打撃が下降気味で無安打。それでも攻守で随所にプロの技を発揮した。車谷監督は「とにかく一生懸命でチームに順応しようと努力している。元プロのおごりが全くないのがいい」と評価している。
木村の売りはもう一つある。静岡・富士市の広見BBCに所属していた小学6年時にプロ野球12球団Jr.トーナメントの中日Jr.に選抜され、投手、内野手としてチーム初の日本一に輝いた。「誰が将来はプロに行って活躍するか刺激し合っていた。負けないように頑張った」と笑顔で振り返る。
静岡ガスは元プロアスリートのセカンドキャリア獲得応援に企業として取り組んでいる。木村は「同じ野球でも硬式と軟式は全然違いますが、この機会を生かしたい」と前を向いた。
【合わせて読みたい】
◆早大・篠原が優勝決めるV打「この冬が勝負」正捕手「背番号6」争いに名乗り
◆『4番一塁』先発の清原Jr、ノーヒットも「来年春のベンチ入り可能性は十分」
【広島】育成4位の中部学院大・坂田「ナックルボールで全国の強豪を抑えたい」
◆早大・篠原が優勝決めるV打「この冬が勝負」正捕手「背番号6」争いに名乗り
◆『4番一塁』先発の清原Jr、ノーヒットも「来年春のベンチ入り可能性は十分」
【広島】育成4位の中部学院大・坂田「ナックルボールで全国の強豪を抑えたい」
おすすめ情報
-
愛院大が優勝に望みつなぐ勝利 「初球から積極的にいこうと…」小田が5安打【愛知大学野球】
2022年5月15日
-
中部大2年生捕手・清水が勝ち越し二塁打 愛産大に先勝 【愛知大学野球】
2022年5月14日