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静岡5区当選の細野さん自民入党 「党勢拡大に尽力」

2021年11月6日 05時00分 (11月6日 05時01分更新)
 自民党は五日、衆院選静岡5区で無所属で立候補し、党公認の吉川赳さんを破って当選した細野豪志さんの入党を認めた。遠藤利明選対委員長が記者団に明らかにした。細野さんはツイッターに「関係者の皆様のご理解が頂けるよう努力する。自民党の党勢拡大に取り組む」などと投稿した。
 岸田文雄首相に報告した遠藤選対委員長は「細野さんはこれまで自民候補と激しい戦いをしたから、地元で丁寧に説明してほしい」と語った。吉川さんには「一層努力をしていただきたい」と話した。
 十月三十一日投開票の衆院選で、細野さんは静岡5区で十二万七千五百八十票(得票率52%)を獲得。吉川さんらを破り、八選を果たした。六万一千三百三十七票(同25%)だった吉川さんは比例復活した。
 細野さんは選挙期間中、「安全保障に万全を期す国家にしたい。そのために自民党に入る必要がある」などと訴え、勝利。当選後も「選挙で明確に勝利した。あとは党幹部の判断を待ちたい」と説明していた。
 細野さんの選挙を支えた鈴木尚選対本部長(前富士市長)は、「本人は野党で長くやってきたから、野党の考えも分かる。閣僚も経験した。経験を生かして自民党の中で新しい風を吹かせてほしい」と期待感を示した。「細野豪志ファンクラブ小山」代表の八木範男さん(67)も「義理堅く人脈もある。国のために頑張ってほしい」と語った。

◆吉川陣営「地元の声無視」

 衆院選で細野さんと戦った吉川さんや、地元の自民党支部は反発している。
 吉川さんは取材に「入党しても、静岡県連に所属する形ではないと聞いている」と答えた。党富士市富士支部の前嶋貞一支部長は「地方組織には長い積み重ねがある。いくら票を取ったからといって、これがまかり通ったら、地方組織がめちゃくちゃになる」と怒りを見せた。
 吉川陣営の選対本部長を務めた植田徹県議は「地元の声を完全に無視しており、党本部の力はそれだけ大きいのかと感じた。少なくとも第五選挙区支部に(細野さんの)居場所はない。どのような落としどころになるのか」と述べた。
 自民党県連の野崎正蔵幹事長は「党本部決定なので厳粛に受け止めている」と述べた。また、静岡5区内の県議に入党の党本部決定を伝えたことも説明し、県連全体には週明けの役員会や議員総会で報告する考えも示した。
衆院選2021
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