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「心の問題」対処法学ぶ 発達障害グレーゾーンの子ども

2021年11月5日 05時00分 (11月5日 05時00分更新)
「楽しいことを探す」授業の導入に使われる漫画 (C)Shin−ichi Ishikawa&Yoko Kamio

「楽しいことを探す」授業の導入に使われる漫画 (C)Shin−ichi Ishikawa&Yoko Kamio

 発達障害の特性は認められるのに、医学的な診断がつかず、適切な支援を受けにくい子たちがいる。「グレーゾーン」といわれる状態で、生きづらさを感じる場合も多い。そうした中、専門医らが考えた、心の問題への対処法を学ぶ学校プログラムが注目を集める。グレーゾーンの子を含め、全ての子がストレスに適応する力「レジリエンス」を身につける効果があるとされる。

■医療対応難しく

 発達障害は、生まれつき脳の発達に偏りがある状態だ。対人関係が苦手、こだわりが強いなどの自閉スペクトラム症(ASD)、落ち着きがないといった注意欠陥多動性障害(ADHD)、学習障害(LD)などがあり、それぞれに診断基準が設けられている。
 発達障害クリニック(東京)院長の神尾陽子さんによると、こうした診断がつかないのが、グレーゾーンだ。発達障害の特性がいくつかあっても基準を満たさないためで、本人は生きづらさを、保護者は子育ての悩みを抱えることも多い。文部科学省の二〇一二年の調査によると、発達障害の可能性のある子は通常学級に推定6・5%。実際にはもっと多いとされる。
 発達障害の特性の現れ方は非常に多様だ。神尾さんによると、グレーゾーンの子...

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