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亡き妻の音色、味の余韻に 一緒に夢見たビール専門店、春日井で3日開店

2021年11月2日 16時00分 (11月2日 16時00分更新)
フルートを奏でる女性のイラストの隣で、2人の娘とともにほほ笑む入谷公博さん=愛知県春日井市のバタフライブルワリーで

フルートを奏でる女性のイラストの隣で、2人の娘とともにほほ笑む入谷公博さん=愛知県春日井市のバタフライブルワリーで

  • フルートを奏でる女性のイラストの隣で、2人の娘とともにほほ笑む入谷公博さん=愛知県春日井市のバタフライブルワリーで
  • 2019年に春日井市内でのジャズライブで演奏する高嶋光江さん=入谷さん提供
  • 味をイメージして楽器の名前が付けられた6種類のクラフトビール
 ビールの泡音は亡き妻の奏でる音色のように−。愛知県春日井市大手田酉町(おおでたとりちょう)一で三日、クラフトビール専門店「バタフライブルワリー」がオープンする。当面は販売のみだが、店主の入谷公博さん(42)が、フルート奏者だった妻と「演奏を聴きながらビールが飲める場を」と思いを温めてきた店だ。しかし妻は昨年十一月、突然病に倒れ四十歳で帰らぬ人に。「残された幼い娘二人のためにも」。入谷さんは悲しみを乗り越え、夢の続きを紡ぎ始める。 (磯嶋康平)
 「フルート」「ピアノ」「サクソフォン」。香りよくフルーティーなエール系の六種類のビールは、それぞれの味をイメージした楽器の名前を持つ。プロのフルート奏者だった妻、高嶋光江さんのアイデアだ。
 東京で会社勤めをしていた入谷さんは五年ほど前、出身地の春日井市にUターン。光江さんも拠点を移し、昨年三月には自宅で教室を始めた。ビール好きの入谷さんは会社員として働く傍ら、「妻が演奏する中で自分が作ったビールを売る。そうやって一緒に働きたい」と考えていた。二人でよく「いつか店を持てたら」と話していたという。
 夫婦でためた資金を元手に昨年春、醸造所を併設したク...

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