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COP15の足元でも繁殖 中国、ヒアリ拡散が社会問題に

2021年11月1日 16時00分 (11月1日 16時00分更新)
ヒアリの成虫=昆明市当局のSNS「ウェイボ」から

ヒアリの成虫=昆明市当局のSNS「ウェイボ」から

  • ヒアリの成虫=昆明市当局のSNS「ウェイボ」から
  • ヒアリのと巣(赤線で囲まれた部分)=昆明市当局のSNS「ウェイボ」から
  • ヒアリが繁殖し、住民が不安を募らせる昆明市の如意公園=坪井千隼撮影
 中国雲南省昆明で十月十一〜十五日、国連の「生物多様性条約第十五回締約国会議(COP15)」第一部が開かれた。中国政府は会議ホスト国として、パンダやゾウなど野生動物の保護政策を強調し、生物多様性保護の「優等生」ぶりをアピール。ただ足元では、COP15でも課題となった外来生物の「ヒアリ」が、開催地の雲南省を含む広い地域で繁殖し、社会問題となっている。 (雲南省昆明市で、坪井千隼)
 「幼い孫娘がヒアリを触って刺されないか心配。いつも気をつけている」。昆明市内の住宅街にある「如意(にょい)公園」。二歳の孫を連れた近所の女性(60)は、不安そうな表情で語った。ごみ拾いをしていた公園清掃員の女性(75)は「ヒアリに刺されないよう、暑い日でも長袖を着ないといけない」とため息をついた。
 昆明市では数年前から市街地の公園や道路脇の花壇などでヒアリが繁殖し問題となっている。如意公園でも繁殖し、今年は一月から断続的に駆除を実施。計五千カ所の巣を除去した。だがすぐに新たな巣が見つかり、いたちごっこの状況が続く。
 ヒアリは体長二・五〜八ミリの赤茶色のアリだ。攻撃性が強く、刺されると腫れや激痛が生じ、強いアレル...

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