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デジタル化社会は大丈夫か ジャーナリスト・堤未果さんが新著

2021年11月1日 16時00分 (11月1日 16時00分更新)
日本のデジタル化を懸念し、新著をまとめた堤未果さん(本人提供)

日本のデジタル化を懸念し、新著をまとめた堤未果さん(本人提供)

  • 日本のデジタル化を懸念し、新著をまとめた堤未果さん(本人提供)
  • 新著『デジタル・ファシズム』
 ジャーナリスト堤未果さんが新刊『デジタル・ファシズム』を刊行した。行政や教育などの分野でデジタル化が進む日本について、個人情報保護や多様性の尊重といった観点から警鐘を鳴らしている。
 印象的なタイトルは、社会のあらゆる場所で導入が進むデジタル技術が、強権、独裁の思想「ファシズム」と組み合わさることへの危機感から付けられた。本の中で、人工知能(AI)やビッグデータを活用した先端都市「スーパーシティ」構想などの事例をもとにリスクを指摘。日本が外国資本の企業と進めるデジタル改革が、国民の個人情報や行政サービス、子供たちの教育などに危機を及ぼすとつづった。「利益を追求する企業が公共の分野に参入したり、私たちの個人情報を利用したりする。利便性だけで進めてよいのか」と問題提起する。
 執筆のきっかけの一つが、会員制交流サイト(SNS)上で激しい選挙戦が展開された二〇一六年の米大統領選。堤さんはデジタル化によってグーグルなど巨大IT企業の影響力が増すとともに政府との距離が縮み、「世論を操作したり、ある国が他国の選挙に介入したりできるようになった」と危ぶんだ。国内外の事例について取材を重ね、九月のデジタ...

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