中部学院大が延長10回逆転サヨナラで3年ぶり4度目の優勝と神宮切符
2021年10月31日 19時59分
◇31日 東海地区・北陸・愛知3大学連盟王座決定戦決勝 中部学院大5x―4福井工大(延長10回サヨナラ、名古屋市・パロマ瑞穂)
中部学院大(東海地区1位)が延長10回に森翔太郎内野手(1年・熊本工)が適時打を放ち、5―4で福井工大(北陸1位)に逆転サヨナラ勝利。3年ぶり4度目の優勝と明治神宮大会進出を決めた。中部学院大は11月22日に同大会の初戦に臨み、関東五連盟第2代表―関西五連盟第2代表戦の勝者と対戦する。
3度も先行された。しかし、中部学院大は逆境をはね返した。1点を追う10回1死一、三塁から3番・三塚武蔵(3年・県岐阜商)の適時打で同点とすると、1死満塁で6番・森の左前適時打でサヨナラ劇が完結した。ベンチ入り25人のうち20人が出場。総力戦を制した大西淳史監督代行(53)は「よくやってくれた」と歓喜に浸った。
険しい道のりだった。10月2日開幕の岐阜県リーグを前に、部内で新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生。昨年7月、今年5月に続く3度目で、全体練習再開は開幕の前日だった。原克隆監督は9月28日付で解任。コーチだった大西監督代行が指揮を執ることになった。
広部就平主将(4年・秀岳館)はチームに重たい空気が漂ったと振り返る。しかし、広部はチームをまとめる者としてLINEで「厳しい目で見られるが、真摯(しんし)に受け止めて自分たちの野球をやろう」と呼び掛けるなど、チームの気持ちを立て直した。
今は試合を重ねるごとに強さを増している実感がある。3年前の明治神宮大会は初戦敗退に終わったが、広部主将は「このチームには原さん(前監督)の教えが生きている。神宮大会でも勝ち進み、1つでもいい報告をしたい」と意気込んだ。
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