この絵を見て元気になって 本紙 新ポスター制作 輪島貫太さん作品

2020年3月1日 02時00分 (5月27日 05時09分更新)
 北陸中日新聞は、PR用の新ポスターを制作しました。2020年3月1日からテレビCMや新聞販売店などで紹介するほか、JR金沢駅や同小松駅、北鉄金沢駅、北鉄バスの車体などに順次、掲示していきます。
 多くの人々と生き物が幸せに暮らす絵画は、金沢市兼六中一年の輪島貫太さん(13)の作品。本紙の「地域密着」という編集方針や、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の実現に向けた報道姿勢を発信する狙いで採用しました。
 キャッチコピーの「地域がしあわせ みんなしあわせ」は、一九六〇年の発刊から今年で六十年となった本紙が目指す新聞のあり方を表現しています。
 自閉症のため特別支援学級に通いながら、自宅で創作活動を続ける輪島さんの作品は昨年、人気ブランド「オニツカタイガー」の靴の絵柄に採用されました。輪島さんは「僕の絵がポスターになるなんて、なんだか有名人になった気分です。けんかしたり、いじめられたりして落ち込んでいる人に、この絵を見て元気になってほしいです」と話しています。

自身がデザインした北陸中日新聞の新しいポスターについて語る輪島貫太さん=金沢市暁町で

仲良く幸せ 絵に願い

本紙新ポスター 描いた輪島さん

 「これは、リュウはかせ。役に立つ発明をする」。ハシビロコウの「橋広(はしびろ)幸太郎」は「怒るとくちばしで顔をつついてくる」。本紙新ポスターの原画を描いた金沢市兼六中一年の輪島貫太さん(13)は、竜や鳥のキャラクターを指さし、楽しそうに設定を話した。
 輪島さんは学校から帰ってくると、何時間も画用紙に向かう。「嫌なことがあっても、絵を描いていると落ち着くんだよね」とほほ笑む。
 小学生の頃から、アニメや特撮のヒーロー・ヒロインが画用紙一枚にぎゅっと集まった絵をよく描くようになった。母の満貴子さんは「最初は二十人くらいだったのが、どんどん増えていった」と振り返る。
 輪島さんの夢の一つはイラストレーター。中学生になって「著作権」の考えを知り、最近はオリジナルキャラクターを描くのに熱中している。今回のポスターも、アニメや特撮の登場人物を封印して、自分で考えたキャラを大集合させた。
 絵の中では、海を泳ぐ魚、空を飛ぶ鳥といった多種多様な生き物が、幸せに暮らす。絵を描く前に、国連が掲げる「持続可能な開発目標」(SDGs)について満貴子さんと一緒に勉強したという。
 「『パレード島』という場所を描きました。ここでは毎日、楽しいパレードがあります」と輪島さん。先頭を行くのは、赤い服を着てバトンを振る妹の楓さん(11)と、太鼓をたたく輪島さん本人だ。「みんなが仲良く暮らす、遊園地みたいな場所なんです」。理想の島の様子を、目を輝かせながら話した。 (小佐野慧太)
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